熱海で食べた菓子 | 塵芥想

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熱海は温泉場というより

立派な観光地という印象だった。

 

日頃はバイクで通りすぎる、

素泊まりで湯につかるくらいなので

ろくに見て回らない。

 

観光客が多いので

安宿を探すのも楽だ。

お金を落としてやろうなどという

気の利いた旅行者でもないので

あまりあちこち見て回ることもなかった。

 

何やらの美術館があって

熱海城なんて変ものもあって

歓楽街や食事処も多く

色々楽しめるようになっているのは感心した。

 

閑散期の滞在だったのでじっくり

観察できてとてもよかった。

その中で感心したのが

地元ならではと思わせるたち菓子だ。

 

古いタイプの人間なので

温泉場の菓子といったら

饅頭だろうと高をくくっている。

甘いものなんてそれほどのバリエーションがあるものとも思わない。

中には人が並ぶような

ところもあって驚かされてしまった。

食べ見るときちんとおいしいので感心した。

 

温泉といえば温泉饅頭くらいしか浮かばない

昭和脳の私からすると

どこが温泉場なのかと思わせるような

品々を商う店が並んでいる。

時に気になったのが洋菓子の類で

驚くほどの品々が商店街に並んでいた。

どこも並ぶほどの客で

ためにし一つと思って食べてみると

とてもおいしい。

和菓子のあんこは小豆をゆでて煮込めばできる

もちろんそれなりの熟練した技術がないとできないものだ。

しかし、

ある程度料理の上手な人にとっては

身近な菓子材ではないかと思う。

私の母も良く作っていた。

ところがこれがクリームとなると

素人にはなかなかおいしくできないものだと思う。

そういうところに目を付けたのだろうか。

観光地で売られている洋菓子のそれぞれは

それなりにきちんとおいしかった。

 

ひょとすると

都市で始めたりすると

競合他社に埋没してしまって

中々目につかないけれど

観光地でそれなりに評価されると

記憶に残りやすいということはあるのかもしれない。

そんなことを感じさせる美味の洋菓子たちだった。

よく聞く話だ。

「地方で成功して都市部で本格展開」

が昨今のビジネスの成功モデルだという。

確かにそういうやり方は納得できる。

これはこれでとても勉強になった。