去年の年の瀬に会社の引き渡しを受けた。
１１月に入ったので１年たつことになる。
綿密な打ち合わせをして引き受けたといっても
最初の年はそれが本当なのかもわからない。
でたらめを吹き込まれて
引き受けたのかもしれない。
騙されたのかもしれないし。
いいとこだけをきれいに粉飾して
悪いことは出さないと
受け入れてもらえないだろう。
１年間はお試し期間。
何が出てくるかの下見期間。
聞いていたことを真に受けないようにしよう。
何より私がやることなのだ。
別の人間が同じことなどできるわけがない。
その辺は最初からあきらめていたことだ。
それでなくても力みがちな人間なので
ひどいところもあった。
自分の会社を手放すなんて
それなりのことがあったのは確かだ。
「なんだこれは」なんて
思わないことにしよう。
そうしないと嫌になってしまうこと
もあるのではないか。
失敗してやろう。
怖がりにならないために。
手を抜いてやろう。
余力を感じるために。
やりすぎてやろう。
どこで手を抜くか理解するために。
いろいろなことをしてみよう。
いつできるかわからないから。
人の言うことを
聞きすぎないことにしよう。
私の会社なのだから。
一人でやろうとしない。
仕事は一人ではできないから。
毎日出社してやろう。
何が起こるかわからないから。
まだ本当の一年は過ぎていない。