いよいよ義母の入院日が迫り


義母の容態は落ち着いていて

「もう腹は痛くない」

とか言い出す始末汗


いやいや、癌を治していないので

またいつ激痛になるかわからないから

入院して手術はしないとダメなんだよ


と夫からも何度も説明しましたが

とにかく入院が嫌な義母


直前に入院拒否しないと良いけどなぁ汗


と思いつつ、


入院の為に揃える物は、義父母で買い物するように言い


2日前に私が隠居に行ってチェックすると

ちゃんと準備してありました


でも、それらを入れるものが無かったようなので(それは想定内)紙袋やビニール袋に入れられたら困るので


息子の太郎が学生時代に使用していたbagを押入れから引っ張りだし、詰めておいておくように頼みました。


私は入院当日朝にも隠居に顔を出し


「お義母さん!

今日は入院だけど、入院の時間まで私は仕事して、〇〇時には迎えに来るから直ぐに出掛けられるように用意しておいてね‼︎」


と、耳の遠い義母に大声で叫びながら念を押し

(この時一切義父の顔は見ない私、要するに無視)


義母はニコニコしていたけど

通じていなければ義父が伝えるだろうと思い、出勤車


数時間後

車をすっ飛ばして〇〇時に迎えに行くと


体の小さい義母はコタツにちょこんと座り、

新品の毛糸の帽子をかぶり、新品の赤いチェックの綿入れ半纏を着て、首がスースーしないように新品のピンクスカーフを巻いた姿で待っていました。

(一見して安物ってわかるんですが、義母の精一杯のオシャレなんでしょう)


その姿を見て思わず吹き出しそうになった私。

(隠居の中暖房効いてるのに暑くないのか?)


でも


かわいいラブラブ

(喋らなければね、昔話のアニメに出てきそうな容姿です)


でも思わず

「その格好で入院するの?大丈夫?」


「うん」

相変わらずニコニコしてる義母


お願いだから病院でも大人しくニコニコしてて頂戴ね


と思いつつ病院へと急ぐ私と義母車


普段、私は義父が大嫌いな為に、義父と一緒にいる時の義母には話しかけたりしないのですが


義母が庭や畑に1人でいる時は声を掛けていました。


車の中では義母と二人きり


車中、義母と久しぶりに話をしていると


義母による義父に対しての愚痴が


出るわ出るわ〜


溜まってたんでしょうねぇ


義母は実家にも足が遠のいていて、愚痴をこぼす相手がいないんです


だから、たまに会う私には吐き出すんですよ


息子の夫には言わないようですが。


この時は年金の話がメイン


義母の少ない年金は、

義父母の食費や生活消耗品でほぼ消えてしまい、貯金をしたいとは思ってもできない。


(入院の為に新調した義母の帽子と綿入れ半纏は義母がわずかに貯めたお金からだったようです)


義父の年金は

義父が何に使っているかわからない

(タバコ、酒類、車維持費他、義父自身のためだけに使用してるらしい)

生活費には全然入れない


それで食事も洗濯物も義母任せ


買い物に連れて行っても、義父は車から降りずに待っているだけ


荷物も運んであげることもなく

店から出てきて目の前で義母が転んで起き上がれなくても車から降りることもせず声もかけない

店員さんが駆け寄って車に乗せてくれたが


その店員さんが、その話をお店に来た人に話したようで、

その話を聞きつけた義父は、義母にそのお店の出入りを禁じたそうですよ

(近所の何十年も義母が通っていた顔馴染みのお店です)


もうね、言葉がありません。


義母に


「お義母さん!

病気を治してお義父さんより長生きしなきゃだよ‼️」


と言ったら


義母は


「じいちゃんは‥長生きするょ‥」


と、なんとも言えない表情でしたわ


ストレスフリーな義父ですからねもやもや