すみません。最近ずっとPCいじってなかったため。まったく更新をしてなかった。最終話は更新しておきます。

それではどうぞ


★  ★  ★

静かだ。

これが静寂というものなのだろうか・・・?

静かというものは嫌いだ。だって何もないじゃないか。

ずっと一人じゃないか。ただ苦しいだけじゃないか。

何も考えなくていいというのは嫌いだ。

★  ★  ★

姫月家 詩音の自室

詩音はただ静かにベットで座っていた

両手首、両足首は縛られていて、逃げられないようになっている

――貴方ことを思ってっ・・・!!――

詩(思って・・・?私のことを思っているのならどうしてこんなことをするのですか?どうして縛り付けるのですか?どうして・・・自由にさせてくれないのですか・・・?)

自分という存在が嫌いだった詩音。

姫月という名に縛られ、足掻くどころか、身動きすら取れない自分が。

けれど、やっと勇気を出して足掻くことができたのだ。

足掻いて、家出して、自分が本当にいたい場所を見つけたのだ。

詩「銀・・・さん・・・」

会いたい。一緒にいたい。戻りたい。一緒に笑いたい。

詩「助けて・・・」

やっぱり自分は・・・変われぬ存在なのだ。

縛られ、利用される。それが運命なのだ

そして、時は流れ・・・見合い当日まで迫ってくる

★  ★  ★

見合い当日

「それでは、あとは若いお二人で」

詩音と笹木乃の御曹司である「笹木乃 苅谷」(ささきの かりや)は二人きりになってしまった

もちろん、詩音はまったく喋る気はない。

苅「え、えと・・・詩音さんは好きなものとかありますか・・・?」

詩「・・・好きなもの。ですか・・・」

一応、反応しておかないといけないので考えるが、行ってはいけないものばかり言ってみる。

銀さん、神楽さん、新八さん、万事屋

戻りたい。何で私はこんなところにいるんだろう?

詩「・・・」

苅「えっと、それじゃあ、趣味とか」

詩「趣味・・・」

万事屋の皆でお話ししたり、お出かけしたりすること

詩「・・・」

苅「・・・・・なんか言えよ。」

詩「えっ・・・?」

いきなり口調が悪くなったので驚く詩音

苅「こっちは愛想良く知ってやってるのに、あーぁ、つまんねー。なんでこんな奴と見合なんかしなくちゃいけねーの」

詩「なっ・・・」

苅「でも、詩音ちゃん。可愛いよね?もっと楽しくやろうぜ」

苅谷は詩音に近づいてくる。

詩「あ、あのっ・・・」

肩を組まれる

詩「い、いやっ・・・!」

その手をはじくと、苅谷は冷たい目をする

苅「えらそうにしてんじゃねーぞ!」

苅谷は詩音を押し倒し、服を脱がせていく

詩「いやっ!いやだぁ!!」

苅「へっ!結構いい体してんじゃねーか!!」

詩「やめてください!やっ・・・助けて・・・」

苅「はー?誰に言ってんだよ。誰が助けてくれるって?」

詩「助けてっ・・・銀さん!!」

"バァァァン!!"

詩・苅「「っ!!?」」

扉が勢いよく吹っ飛び、向かい合っていた扉も壊れてしまう。

そこには詩音の大好きな三人が立っていた

詩「みんな・・・?」

神「お前・・・詩音に何してるネーーー!!!」

神楽が苅谷を蹴り飛ばす

苅「ぐはっっ!!」

「何の騒ぎ・・・ま!坊ちゃま!!大丈夫でございますか!!?誰か!!」

ぞろぞろと笹木乃家の人間だけでなく姫月家の人間もやってきた

苅「そいつらだ!捕まえろ!!」

苅谷の声で笹木乃家、姫月の人間が三人を連れだそうとする

そんなことをお構いなしで、銀時は詩音に近づく

銀「詩音。」

詩「銀さっ・・・」

目に涙をためて今すぐにでも泣きそうになっているがこらえている

それを見た銀時は力強く詩音を抱きしめる

詩「ぎ・・・」

銀「詩音。悪かった。お前がそんなに重く考えてたの知らなかった。悪い」

その言葉に詩音は耐えられなくなり、涙を流す

詩「ううんっ・・・助けに来てくれて・・・ありがとぉっ!!」

ポロポロと涙を流し、銀時にしがみつく

感動の再会であった。

そして詩音は改めて思った。

この人の、隣がいいと・・・

続く
今日は早めの更新です。特に理由はありませんがw

それでは今回も言ってみましょう

ヒロイン名は「姫月 詩音」です


★  ★  ★

詩音がいなくなってから、万事屋はとても静かになった。

あれから一日たって、銀時は布団に倒れたまんま、動かなくなってしまったのだ。

見張りとしてこの場に、総悟が残っている。

神楽と新八は銀時のことを心配して浮かない顔をしている。

神「・・・・銀ちゃん・・・ごめんヨ。私たちも銀ちゃんと早く帰っていれば・・・」

銀時がいる和室の前で立ち止まり、謝る神楽

銀「・・・・・気にすんな。今はあんまり話しかけないでくれ」

新「銀さん・・・」

そしてまた静かになる三人

総悟は腕を組んで玄関のところで立っていた

総「ちょっと姫月のこと調べてみたんですがねィ。やっぱりあの娘、生まれてから多分旦那たちに会うまで、外に出たことはないようでさァ。姫さんの面ァ見たという奴はそんなにいやせんでしたからねィ。」

新「一度も外に出たことがないって言うんですか・・・」

総「親が出させなかったのか、自分が出なかったのかは、わかりやせんがねィ。どちらにせよあんなに拒んでいて、あんなに親のこと悪く言うってことは、相当嫌いだったんでしょうねィ。」

神「そんな奴ら、親じゃないネ。」

総悟が姫月のことを話すと銀時の方から声が聞こえた。

銀「詩音・・・悪かったなァ。そんなに深い傷だとは思わなくてよ。軽く考えてたわ・・・俺」

神「銀ちゃん・・・」

総「こんなに力のねェ旦那は初めてでさァ。女一人にそんなに力をなくすとは思っていやせんでした。」

その言葉に神楽は反応した。沖田の胸倉をつかみ、今にも殴りかかってきそうな勢いだった

神「お前に何が分るネ!!銀ちゃんや・・・私たちにとっては家族同然の存在ネ!!そんな風に言うんじゃネーヨ!!!」

新「神楽ちゃん!落ち着いて!!気持ちはわかるけど、沖田さん殴っても意味ないでしょ!?」

神楽の総悟を見る目は怒りに満ちていた

総「痛ってーな。何もあの姫さんを否定したわけじゃねェだろィ?俺は旦那にちょっと渡したいもんがあるんでさァ」

新「渡したいもの・・・ですか?」

総「あぁ。これがありゃぁ、姫さんを取り戻せるかもしれねェ。」

銀・神・新「「「っ!!?」」」

総「けど、保証はできやせん。かもしれんってだけで、100%そうとは限りやせんよ。それに姫さんを連れ戻した後、旦那たちがどうなるかもわかりやせんが・・・」

総悟が喋り終わる前に、和室の扉が開いた

神・新「「銀(ちゃん/さん)!!」」

銀時の姿を見た途端、総悟はニヤリと笑った

総「それでも・・・やりやすか?」

銀「あたりめーだろ」

総「さっすが。それでもこそ旦那でさァ」

総悟は胸元から一枚のメモを取り出した

新「それですか?」

総「大事に言いやしたが、そんなすげェもんではありやせん。ここにはあの姫さんの見合いをする日時、時間、場所が書いてありまさァ。姫さんを取り返すチャンスがあるとすればこの時くらいでしょしねィ。」

銀時は総悟からメモを奪い取る

銀「・・・礼は言わねーぞ」

総「じゃあその代わり、このことは近藤さんや土方さん、真選組のほうには内密にお願いしまさァ。」

銀時は総悟の横を通り過ぎる

すると、銀時の前に新八と神楽が立っていた

銀「オメェら・・・」

新「なにを驚いているんですか?」

神「家族を助けるときは、家族全員で助けるネ。コレ常識ヨ」

二人がにやりと笑うと銀時は少し驚いた顔をしたが、すぐにニヤリと笑った

銀「足手まといになんなよ」

詩音救出劇が始まる

続く


次回、多分最終回!お楽しみに!?
明日から学校でありますよ。憂欝 鬱 鬱

まったくでありますよ。どうして一日行って三日休みとかないでりますよね?

ま、どうでもいい話はいいとして。小説の方へ行きましょう。それではどうぞ


★  ★  ★

万事屋のところで暮らし始めてだいぶ時間が経つ。

神楽も新八も優しくしてくれている。詩音は、今までにないくらい幸せな時間を送っていた。

銀時も詩音の笑顔を見るたびにとても安心していた。

真選組と出くわすこともたまにあったが、ギリギリばれることはなかった。

新八の姉である妙も事情を話すと、しっかりフォローをしてくれた。

詩音は自分が姫月の人間であることをすっかり忘れて、笑顔が絶えなかった。この時間がいつまでも続くと思っていた・・・そう"思っていた"

★  ★  ★

詩「・・・あっ」

最近、詩音は町を歩くたびに、見覚えのある顔を見かけるようになっていた。

姫月家の使用人である。普段家暮らしであった詩音は、使用人の顔もよく覚えていた。

詩「銀さんっ・・・」

詩音はバレないように銀時の後ろに隠れる

銀「あ?・・・またか」

銀時から小さく、舌打ちの音が聞こえた

詩「す、すみません・・・」

銀「あー、いいからいいから。後ろに隠れてろって」

外を歩くたび、毎回こんな感じである。危険であるからと、詩音が外へ行くときは銀時はいつも一緒である。

めんどくさくて、疲れる毎日であった

★  ★  ★

ある日、万事屋に仕事が入った。詩音は留守番となった

詩「じゃ、みなさん頑張ってくださいね」

新「詩音さん。大丈夫なんですか?」

詩「はい、外出たほうが危ないと思いますし。私、今日はずっとここにいますから」

神「何かあったら、相手を殺す勢いで殴ればいいアルからナ!」

詩「は、はい・・・頑張ります」

銀「詩音。気をつけろよ、まじで何かあったら、妙のところあたりに行ってろ」

詩「大丈夫ですよ。ま、気をつけておきます」

一人一人、一言ずつ告げて三人は万事屋を後にした

詩「ふーっ・・・今日は暇な一日になりそうですね」

トスン、とソファアに座りこむ。なんの理由もなく、横になってみる

すると、急に眠気が襲ってきて、いつのまにか眠っていた

★  ★  ★

"ピンポーン"

詩「っ・・・」

インターホンの音と共に詩音は目を覚ます

時間はもう夕方近くになっていて、お昼前に銀時たちを出迎えてから眠ったため、もう大分時間が経っていた

"ピンポーン"

インターホンの音がもう一度鳴り響く

詩「は、はいっ・・・!今行きますっ」

髪を整え、服もきれいにして、玄関へ向かう

"ガラリ"と扉をあけ、相手の顔を見上げる

詩「っ・・・!」

見覚えのある顔。

?「お嬢様、探しました。こんなところにいたんですね。」

詩「岡崎さんっ・・・」

そこにいたのは使用人の一人で、岡崎という奴だった。

岡「さ、帰りましょう。旦那様方も心配していらっしゃいますよ」

詩「う、嘘です!お父様やお母様、お兄様も!もうずっと帰ってきてませんし、あの方々が私を心配するなんてことありません!」

岡「そんなことありません!心配なさっています!」

詩「私は帰りたくありません!!」

総「だいぶ、ひでェ。親なんですねィ」

違う声がしたと思ったら、岡崎の後ろに新撰組の服を着た隊士の人間が入りきらないんじゃないか、と思うくらい沢山いた。

土「総悟、とりあえず口は慎めよ」

近「詩音さん、これはご両親からの依頼なんですよ!?心配してないわけないですよ!」

詩「いいえ違います!それはお見合いのことを心配しているんです!お見合いをすれば姫月家の権力がまた上がりますからね!どうせ自分の家のためなんです!」

少しづつ涙を流し始める詩音

岡「お嬢様っ・・・」

少し静かになった後、階段の方が騒がしくなってきた

総・土「あ」

銀「詩音!大丈夫か!!?」

詩「銀さんっ・・・」

目に涙を浮かべ、銀時を見つめる詩音

銀「テメぇらっっ・・・!!」

珍しく、銀時の目に怒りの感情が浮かんでいる

総「旦那怖ェや。どうしやす土方さん?」

土「どうもこうもあるか。姫さんは預かって行く。こっちも仕事だからな。」

土方が「おい」と声をかけると周りにいた隊士達が動き始めた

すると、銀時を押さえるものと、詩音を連れて行こうとするものに分れた。当然、銀時側の方が人数が多かった

詩「い、やっ!!いやぁ!!!」

銀「詩音!!くそっ・・・テメぇら放しやがれ!!」

詩「放しっ・・・放してください!!」

ポロポロと涙を流す詩音

近藤、土方、沖田はただそれを眺めていた

隊士たちは詩音を玄関から外へ出し、階段の方へと向かう

詩「嫌っ!!放して!銀さん!銀さんっ!!」

銀「詩音!詩音っっ!!」

二人の叫び声は周りに響き、外を歩いていた人間は万事屋の方を見つめていた

そして、詩音はとうとうパトカーの中へ入れられてしまう

近「・・・岡崎さんも」

岡「・・・はい。」

詩音の幸せは、少しづつ崩れて行った

続く


最後の方、神楽と新八どうなったんでしょう・・・・