2-5.産業革命の広がりと19世紀のヨーロッパ
34頁末行に「自由」貿易の持つ暴力性の指摘がある。とても大切な指摘である。
しかし、イギリスの自由主義的改革が、実は資本家の自由を作り上げただけで、チャーティスト運動を作ったことを指摘するべきだ。
一般にこの大月書店の図書はの探究活動の資料を 世界史史料 / 歴史学研究会 編 / 2007年~ / 岩波書店 に求めるが、難しすぎて、世界史の史料研究に落ちがある。
個別研究に目を配り、史料発掘は、教師自らがしなければならない。
以下は、教科書の挿絵であるが、1830年の「民衆を率いるマリアンヌ」と1848年の「パリ市街戦」の様子の違いを示し、一方は三色旗、他方は赤旗だったことを知らせ、「探究活動」をしなけらばならない。
だいたい、ドイツ国民主義の成立と1848年革命の時代の単元が錯誤して、フランス48年革命後のドイツ国民主義という歴史的史実に反する。
もっとも、「歴史総合」なる科目は、そういうことを気にしていない。
であればこそ、民主勢力は歴史的思考を生徒に提示しなければいけない。

