新飍轰の日記 【バンクーバーの預言者】 | ひゅご / ツキらび

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ラフな日記みたいな感じに更新していきたいと考えております。
更新頻度は気分で変わると思います。※要は不定期です。
ただ、特に意味はありませんが、偶に最後に何かフレーズを言いたいと思います。

 

以下の内容は特定の団体や人物、場所、出来事に対しての批判、非難、否定、誹謗、中傷、名誉毀損等の意図もそれを助長するつもりも無いです。

知人から聞いた話で、作り話らしいです。

この記事を読んだことで発生した事象については私共は一切の責任を負いません。

予めご了承の上、お読みください。

 

今回はボクチンが知り合いから聞いた話なんだが、なんか、未来予知? みたいなことできる人の、おじいさんと出逢う話なんだよ。

 

ある街に2、30代の男の人がいた。

 

その男の人はなんの取り柄も無く、その人自身も困ってた。

でも、その男の人はある日、自分でも気付かない内に未来を予知する力が芽生えていたのであったwwwww

 

最初は、少し先の未来が見えてたんだが、段々と自分で見たいものを選べる様になっていったんだと。

 

そして、自分だけの予知だけでなく、次第に周りの人の予知もする様になり、彼の予知は「確実に当たる!」ということが噂になり、彼の元に何万の人が彼の占いを聞こうと集まるのであった。

 

そして彼は有名になり、お金も沢山手に入れることができた。

 

そして、それと共に、彼は『バンクーバーの預言者』と謳われる様になった。

彼自身は自分が成功した事は予言した未来よりも幸運だと、自分はそれだけの力があるのだと、天狗になってピノキオ状態。

 

しかし、ある日の事。

急に予知が視えなくなり、彼自身、これほどの不幸があっただろうかと思う様な出来事があったんだよ(ザマァ)

 

そして、なんで自分がこんな目に…そう思っていると、見知らぬ老人が近くにやって来た(誰やねん)

 

見知らぬ老人は彼にこう言ったらしい。

 

「あんた、そのままだと酷い目に遭うよ…。」と。

そして、急に話しかけてきて、いきなり、「あんた、そのままだと酷い目に遭うよ…。」と言われたので、少し驚いたんだけど、何よりも先に「どうして自分が酷い目に遭うんですか?」と聞き返した。

 

そして、老人はこう言った。

 

「あんた、未来が視えてたんだろう? でもそれは本当は、未来が視えているわけじゃないんだ。」

 

続けて男の人は。。

 

「どういうことですか…?」と聞くと。

 

老人は徐(おもむろ)に話始めた。

 

「お前に視えていたのは未来ではなく、『今の自分』と、『そのまま行くとどうなるか』を視ていただけだ。そして、お前は、それを視て、予知する度に、現在の不幸に未来の運を当てていた。」

 

「それだけでなく、他の人の不幸にも、自分の未来の運を当てていたから、他者の不幸も背負ってしまい、これからもの凄く不幸になる。」

 

それを聞いて、男の人は「何故そうなったのか」、「自分が望んでいた事ではないのに」と悲しんだ。

 

それから、老人に『これからの出来事とは何か』を尋ねた。

 

でも、老人は「それは、教えられない」と言って、歩いて行った。

ハッと気付いて、振り返ると、老人は居なかった。

 

人混みに紛れたのか、それともなんなのか。。

 

彼はそれから、占いができなくなり、周りからの信用を失ってしまい、そして、嘘つき呼ばわりされる様になった。

 

街を歩くと、ゴミや石を投げられたり、そして、沢山の不安を抱えながら生活していたある日のこと。

 

彼がいつもの様に部屋にいたら、何かがいる様な感じがした。

 

そして、その場所に近づいていくと、布を被った姿鏡があって、その姿鏡には顔がぐちゃぐちゃになった自分の姿が映っていたみたいなんだよ。

 

言葉に表せない様なその光景を見て、彼は何かに気付いたらしい。

 

そう。それが、全ての不幸の元凶なのだと。。

そして、彼は思わず、その鏡を割ってしまった。

 

それと共に、彼は思った。

「できるだけこうならない様にしよう」、「こうはなりたくない」と。

 

そうして色々な事に気を使いながら生活していると、少しずつ、少しずつではあるが、信用が戻ってきたらしい。

 

そして、それから40年経ったある日のこと。

 

不慮の事故により、彼の顔は鏡に映った時の様になってしまった。

 

その瞬間、その時ハッと気が付いたんだってよ。

そこで目が覚めたんだ。

 

そう。彼は、薬漬けで植物状態の患者だった。

さっき言った出来事は、そんな中に見た夢だったそうな。

 

そして、彼は生まれてこの方身体が弱く、病院の中で動く事が出来ず、薬漬けの毎日だった。

 

そんな自分がさいごのさいごに人の人生を歩めたという事が何よりの幸せだったんさ。

 

そして、20歳という若さで、彼は息を引き取ったらしい。

その時、彼のさいごの表情が世の中のどんな人よりも満面の笑みだったんさ。

 

それを見た人々はこの街のこんな笑顔を護りたいと思ったらしい。

自分たちで皆が笑顔になれる未来を築こうと思って、彼を人々の幸せの象徴として、『バンクーバーの預言者』と呼ばれる様になったんだと。

 

…以上。

 

因みに上にも書いてるけど、この話は作り話なんだよ。

ちゃんと許可取ってるから、無断転載・無断利用禁止な!

ということでじゃな!

  

今回の最後の一言は。。

『水面下のりんご飴』