異国の地で | 片思いという名の試練

異国の地で

 

これから日本に帰る。

 

彼は予定通りちゃんと日本に帰れたようだ。

フライト情報をフォローしていたので。

 

そしてFBで一年ぶりの日本の様子を投稿していた。

 

どうしてこんなに感傷的になってしまうんだろうか。

日本に戻れば、自分のパートナーが待ってくれているというのに。

日常に戻れば、つらさは癒えるだろうか。

 

異国で自分のことを誰も知らないのをいいことに、

通りを歩いていても、一人泣けてきてしまった。

ホテルに戻り、洗面台の鏡に映る涙目の自分。

みっともない顔。みっともない涙。

 

片想いにも納得してる。

自分の痛みに納得してる。

自分の感情に見返りを求めないことにも納得してる。

彼が異国の地で元気にしていること、

ちゃんと恋人がいることにも納得している。むしろそれはうれしいこと。

 

今日は彼のアルバイト先のチェーン店(どの店で働いているのかはわからないが)で朝食をとり、

彼と歩いたルートを一人、繰り返し歩いてしまった。

改めて、なんて幸せな3時間だったんだろう。

すべての会話を克明に覚えているわけではないけれど。

 

思えば、10年前の片想いの悲壮感にとらわれすぎて、

10年会っていなかった彼とどんな会話をすればいいか、

ちゃんと準備できていなかった気がして残念。

そして、期待していたよりも早めに解散する流れになってしまった。

 

彼女は日本人?それとも現地の人?

聞きたかった反面、深入りしなかったことの美意識を今は見いだせる気がする。

聞かなくてよかったかもしれない。

自分のことを話しても、彼はこちらへの関心はないだろう。

 

彼とのツーショット写真。

FBに投稿したいような、したくないような。

彼は自分の写真をあまり投稿しないタイプなので、

投稿するなら事前に聞いた方がいいんじゃない、と女友達。

確かにその通りだ。

なんか自分が自己顕示欲の塊みたいで、少し自己嫌悪になる。

何を人に見せびらかしたいんだろう、自分は。

彼に拒絶されなかったから、普通の先輩と後輩の姿をみんなに見せてほしい?

彼の家族(お父さんは結構FBでコメントをしている)や友人に認知されたい?

 

一番無難なのは、投稿しないことだろう。

自分の心の中だけにしまっておくこと。