あと一ヶ月 | 片思いという名の試練

あと一ヶ月

日本を発ち、2週間が経とうとしている。
こちらの生活もリズムがつかめてきて、
やっと今月末のこちらでの学会の準備に本腰が入りつつある。
首都デビューなので、失敗は許されない。
一方で「旅の恥はかきすて」と考えて、うまく緊張のバランスを取る。

日本の携帯に届くメールは一時帰国するまで見れないのがつらい。
サークルがどんな感じで進んでいるのか、気になる。

彼はどんな顔を今しているんだろうか。
今寝ているんだろうな、とか考える。

町の看板で彼の名前をふとしたときに見かけると思い出す。
こちらに来て、一度夢も見た。

ああ、自分が今ここで見ていること、感じたことを
彼に話せたら、知ってくれたらどんなに素敵なことだろうか、と。

かといってPCのメールから彼の携帯メールに用事もなく
メールを送るほどの器は自分にはない。

留学に向けてもう何年もイメージしていたが、
それを目指して日本で頑張っていたことが
遠い昔のように少し思えてしまう。
したがって彼との思い出も遠く感じてしまう。

彼に会ってないのは3週間くらいだけど、
もう1,2ヶ月会えてないような錯覚にとらわれる。



今日日記を書こうと思ったのは、来月の13日か14日に
もしかしたら告白するかもしれないからだ。

この恋が終焉に向かっていることを、何千キロも離れたところで、ふと思う。

一方で心の中で何ともいえない変な気持ちがある。
自分が新しい生活をはじめようとしているせいか、
心の中で占める彼の割合は日本にいるときに比べ、少し減った気がする。
幸か不幸か。
これは好きな気持ちが薄れたということなのか?
多分、今心を占めている学会が終わり、
新たなアパートに引っ越し、一時帰国の準備をするにしたがって、
自分の気持ちははっきりするだろう。

この恋において、今ここでは文字通り何も身動きが取れない。
だからとりあえず学会に集中しよう。