ロイヤルエクスプレスの試運転が続き、いよいよ今週末から本運転です。
また、キハ261系「はまなす」は北海道鉄道140周年に伴い、幌内鉄道などの名残を走るツアーが決定、さらには定期特急列車への投入が決まりました。
一方で、年に一度の苗穂工場本格公開はさすがに中止となってしまいましたね…。
多彩な顔触れが走る北海道ですが、今回はそんな多彩な顔触れが見れる時期についてのお話です。
新しいものを導入してから、取り換える者を売却・ゴミに出すまでの間は、当然古いものと新しいものが混在することになります。
鉄道車両も例外ではない…というよりむしろそうしないと輸送の使命を全うできないため、この期間が必ずどこかにあります。これが過渡期です。
近年でいうわかりやすい例としては、キハ261系1000番台でしょう。
2020年3月まで全列車がキハ283系で運転されていた特急スーパーおおぞらは、スーパー解消と共に半数がキハ261系1000番台で担当しています。ただ、これはあくまで暫定的な措置でもあり、ゆくゆくはキハ261系1000番台で全列車を担当することになるはずです。
この2020年3月ダイヤ改正から、キハ261系1000番台で全列車が置き換わるまでの期間が「過渡期」に該当します。
この過渡期、鉄チャンは結構好みます。表面上は誰も言いませんけど。
新しいものと古いもので種類が選べるからですね。過渡期より前なら古い車両オンリーですし、跡なら新しい車両オンリーとなってしまいますが、この間なら乗ろうが撮ろうが、2種類選べるし、なんなら両方乗るといったことも出来ます。
つまり「暫定置き換え」の規模によって、車両のバラエティ要素も変わるわけです。
近年で大きな変動と言えば二つ。
・キハ261系1000番台の導入
・北海道新幹線の開業
この2点において、一番過渡期だったのが2016年度か2017年度のどちらかと言えます。
行ってしまえば「2017年1月~6月」で見れば両方の状況が見られる故、一番カオスな場所とも言えます。
筆者的には、「2017年度」が一番過渡だったかな?と思えます。
この年、つまり2017年3月ダイヤ改正では
785系・789系1000番台混用のL特急「スーパーカムイ」を廃止し、
約半数を789系1000番台「カムイ」へ、残りを789系0番台「ライラック」が担当
キハ261系0番台「スーパー宗谷」2往復とキハ183系「サロベツ」1往復を系統整理。
全列車キハ261系0番台で統一し、1往復を札幌~稚内間「宗谷」、2往復は旭川~稚内間「サロベツ」とした。
同様にキハ183系「オホーツク」を系統整理。半数の1・2・7・8号をダイヤ変更の上で残し、
3・4・5・6号はダイヤ変更の上で旭川折り返しとして特急「大雪」へ名称変更。
キハ183系500番台で運転していた特急「北斗」の6・19号をキハ261系へ置き換え
特急「スーパー北斗」6・19号とする。
といったところ。普通列車は大幅な置き換えは無かったはずです。
このダイヤ改正では、確かに「北斗」「宗谷・サロベツ」では見られる編成の種類が減り、キハ183系100番台、通称「白坊主」が廃車となったところではありましたが、電車特急は新たに789系0番台が道央圏に参入し3種類に。
キハ261系は新塗装と旧塗装が混在し、さらに「Tilt261-1000」がまだ現存していたため、実質3種類となっていました。札幌運転所に残留したST1X01~ST1X04編成のヘッドマークが幕からLEDになったのもこのタイミング。大幅にリニューアルされた「SuperTOKACHI」のヘッドマークが見られたのもこのころからの3年間でした。
「一瞬しか見られなかった仕様」も過渡期特有のもの。写真のキハ261系ST1104編成は、「青塗装かつLEDヘッドマーク」となった唯一の編成で、期間は3か月ちょっと?のようです。
このころは「スーパーとかち」「スーパー北斗」共に青塗装が健在で、いろいろ見ることができました。
キハ283系は特急スーパーおおぞらの1系統のみでしたが、当時は「臨時特急北斗」が基本的にキハ283系の固定で、さらにこの年は特急「スーパーとかち」「北斗」「スーパー北斗」の代走を務めています。
また、過渡期とはあまり関係がありませんが、キハ283系が最後に9両編成で運転したのは、今のところは2017年5月末が最後です。筆者としては出来ることなら、キハ283系ラストランは9両編成で「Sおおぞら」「Sとかち」「S北斗」のツアーをやってほしいところですが…まぁやっても6両とかでしょうね←
2017年度はキハ183系としては既に末期でしたが、それでも特急「北斗」が基本7両、増結時8両。その他異常時には9~10両を見せた年でもあります。
また、2017年度にはすでにキハ183系全車の検査を苗穂工場で担当していたため、先頭車やグリーン車を中間に連結した編成もたくさん走っていました。
一方で、初期型のキハ183系200番台、通常「スラント(ノーズ)」も5両ではあるものの健在で、この年はオホーツク・大雪のほか、実質的なサヨナライベントとして、特急「ニセコ」・臨時特急「北斗」で最後の勇姿を見せていました。
特急オホーツク・大雪なんかは過渡期の真っ最中で、2016年度までの「旧サロベツ」「北斗(500番台)」「旧オホーツク」「波動用車両(400倍台)」の使える/使わざるを得ない車両をフル投入しての運転。
このため、編成にスラントが入ったり、中間が400番台だったり、コンセントがついてたりついてなかったりと、相当めちゃくちゃな編成となっていました。「基本編成不定」と言ってもいいほど。
基本的には、旧サロベツ用のキハ183-1501~1503を札幌側に付け、2号車にキハ182-500・3号車にキロハ182を、遠軽側に1550を入れるのですが、3運用に対して旧サロベツ用1500が3台のうえ、他の車両の走行距離なんかを鑑みても、別の車両が当然やってきます。スカートがグレー、トイレが増設されていない旧北斗用のキハ183-1505ですね。
同じ旧サロベツ用でも、元指定席車である1501~1503と違い、この1504はトイレもないしコンセントもありません。1505もないですが。見た目はほとんど一緒ですが、サービス面で違い過ぎた過渡期でした。
いろいろ見られた2017年でした。楽しかったです。
ではまた次回~










