それってどんな形で?というと、『ビジネス哲学』です。
そもそも、『哲学』って「人間は何の為に生きているのか?」というのを分析し理論化していったものじゃないですか?
で、主に「団塊の世代」の方々が「学園紛争」を終えて、何故か「甘んじて就職」してから、自分との折り合いをつける為に、自分のアイデンティティーを見つける為「理論武装」をしなくちゃいけなくなった時期があるんですよね。
そりゃ当然だと、僕は思っていたりして、当時は「共産・社会主義」とか「マルクス」とか「安保反対」とか学生時代に好き勝手やっていた人々が、何故かいきなり、「就職活動」を始めたわけです。
よくもまぁ、「自己矛盾」がおきなかったよなぁ。と感心しているのですが、
その後、「自己矛盾」を抱えた「企業戦士」達は、「企業」の中でアイデンティティーを確立をせざる得なかったと推測します。
で、彼らが、どこに「命題」を持っていたかといえば、
主に
○成長・競争・発展
○家族
○終身雇用 (奉公)
の3点だったと思うのです。
ここにしか、どうやら自己のアイデンティティーの置き所が無かったのですね。
で、その結果、
「松下幸之助」や「本田 宗一郎」等の「ビジネス哲学」をバイブルとした。
そんな歴史があるわけです。
つまり、「成功した経営者」の言葉が、ビジネスマンにとっては「バイブル」になったのが、
1980年~2011年の本屋さんでの出来事でした。
ここで一旦話を置いておきます。
この時代(1980年~2011年)の間、一つの隔離が行われておりました。
それは・・・。
経営者VS学者
です。
ええっと、日本の歴史で辿ると、
戦国武将(信長)VS仏教徒
と置き換えてもいいかもしれません。
片や、「生産者・管理職」で片や「非生産者」であります。
歴史は繰り返していますね。
では話を戻します。
「経営者」とは結局、どうなったか?というと、「実践哲学者」になりまして、
「学者」は主に「理論哲学者」となります。
この対立が今だ起きているわけですが、
で、世間はどちらを選んだか?というと、
「成功して金持ちになった人」を選んでいるんですよね。
なので、経営者による「ビジネス哲学書」が大ブームとなったのです。
それは今なお現在進行形で続いています。
まぁ、「ビジネス哲学書」は「哲学」でない。とおっしゃりたい方がいるかと思いますが、
一応、通常の哲学書と同等に「生きる・生き抜く知恵」を明記している事は、ギリシャ時代から別に変わっていないので、その辺りはご理解ください。
という事で、「ビジネス哲学書」は世間に浸透しました・・・。しかし、
2000年代、そして2011年になって大きく変わります。
それは、先ほど上げた「命題」がなくなってしまったのです。
○成長・競争・発展
○家族
○終身雇用 (奉公)
この3つが完全に崩壊しました。
それゆえ、今、新たな「ビジネス哲学書」が求められています。
上記以外を「命題」にできる「ビジネス哲学書」です。
特に「松下幸之助」のビジネス哲学書は「丁稚奉公」の哲学書なので、「日本の武士道」、つまり「儒教」が通用しなくなりました。
まぁ、「儒教」って統率者がいないと成り立ちませんからね。
更に、2011年、戦後初の「未曾有の生命の危機」が起きました。
ここで、一旦「価値の変容」が起きてます。
特に、『成長・競争・発展』を考えていた人からすると、
完全なるパラダイムシフトです。
今までのビジネス哲学書では『災害』に対応できる理念はなかったんですよね。
ここで多くの方が望んでいる次世代の哲学書は。
『災害を内包したビジネス哲学書』だったりします。
「災害大国」日本ならではの状況であるかと思います。
ちなみに海外のビジネス哲学書も多数あるのですが、
あまりに災害についての概念が少ないので、最近、少しずつ廃れてきた。そんな印象です。
ここで私のお奨めの書籍をひとつ。
自分のための人生 (知的生きかた文庫) [文庫]
ウエイン・W・ダイアー です。
「ビジネス哲学」は、概ねここから体系化できます。
着目点は「ギリシャ哲学」を元に心理学・ビジネス哲学を語っているところでしょうか?
自分のための人生 (知的生きかた文庫)/三笠書房

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