エキストラ
映画「南極料理人」のエキストラに応募したら、空港のシーンに参加させてもらえることになりました。事前に指定された服装のイメージにあわせ、衣装ケースをひっくり返して探しました。でも手持ちの服はどれもヨレヨレの着古し。
それならとスーツにしようと思い、クロゼットを開け一張羅の高級スーツ登場。が、スカートがない。そういえば仕事でスカートだけ着て、クリーニングに出し忘れてた…。といってもこのときすでに撮影日の前夜、どう頑張ってもクリーニングは間に合わず。
うんうん悩んだ挙句に、たび、タビ、旅…
私の旅の服装は、これでしょう、と引っ張り出しました。Tシャツとボロボロのカーゴパンツ。これなら長時間着ていても疲れないし、足元もスニーカーでいけるから楽。季節も選ばない。とまぁそんなこんなで、大型ザックに待ち時間用の防寒具(ひざ掛けなどなど)を詰めてそれらしく膨らませたのでした。
で、当日
春とは言えまだ肌寒い朝、いつものブルゾンではザックに腕を通すのに不便なので、しばらくお蔵入りだったカビくさい山用ヤッケをはおり、「これからどこぞの山に行くんですか?」な格好で撮影場所に向かったのでした。
集合場所では4,50人の旅装姿の人たちが集まり、めいめい思い思いの旅姿でスーツケースやボストンバッグを手に持ち、私のビビッドなヤッケと年季の入ったザックは浮きまくりでした。
が、これがいい効果を呼んだ様で、「ヒマラヤの山から帰ってきた人」として、撮影時は挿し色としていいポジションにいさせてもらえたと思います(わたしはバックパッカーのつもりだったのだけど、寒いので着ていたヤッケがよかったみたい)。その後、上着の色を変えて別のシーンでも歩き回り、そこだけまるで空港のような空気に変化していく過程はとても面白く、たくさんの人の力で出来上がっていく映画という作品は刺激的でした。
最終的に200名くらいが参加して朝から夕方まで行われた撮影だけど、映画では一瞬しか映らないと思うので、公開されたら目をさらにして自分を探します。だってなかなかないチャンスですから。