札幌観光 | いつもどこかへ

札幌観光

いつもどこかへ-北海道農学校演舞場

航空券が安いうちにと、北海道に帰省していました。私の旅は秋冬が多かったのですが、それはどれも同じ理由、航空券が安いから。


ところが数日前から引いていた風邪を仕事でこじらせ、症状MAXのタイミングで出発。空港行きと東京駅行きのバスを乗り間違え、発熱となみだ目、鼻水とひどい咳で搭乗し(はた迷惑な客)、具合が悪いのでとっとと千歳について休もうと思いきや、よりによって気流が悪く苫小牧手前の海上で飛行機はクルクルと旋回をし、ヘロヘロになって実家に帰ったのでした。


結果、日程のうち2/3は風邪でダウンし友達にも懐かしい方にも会えず、ラスト2日でスパートかけて「札幌観光」してきました。


たった2年離れた間に全体的な雰囲気が少し変わった気がする札幌の街。前よりも北国らしさを意識した街づくりをしているように見えて、歩いてて楽しかったです。本州に住んでこの街を新鮮なというか、客観的に眺めることができるようになったのが一粒で二度おいしいというか、思った以上に楽しめました。


さて、その内容はといえば、見たかったのは札幌市資料館(旧控訴院)の「おおば比呂司記念室」。20周年ということで、資料館のギャラリー全室を使って、大々的に作品を展示していました。北海道ゆかりのおおば比呂司の作品には、私はどこかで目にしてから無意識に影響を受けていて(わかさいものイラストかな?)、このギャラリーが無料ということもあり、ふらーっと行ってはこのイラストレータの作品を眺めていました。旅と飛行機が大好きで、輪転機とあだながつくほど精力的に絵を描くかげで、たくさんの努力をしていたそうです。


思えば大枚はたいて美術系の学校に進学させてくれたのに、毎日デッサンデッサン、油彩の課題画で絵を描きたいよりも課題をこなすのに必死で、「絵を描くのが好き」を忘れて何も考えずに惰性で過ごしていた学生時代。今はあのときの地獄の練習が役に立っているけど、もっと描くことについて考えていればもっと上達していい作品を作ることができたのでは…と自分の実力を棚にあげて考えたり。大切なのは頭ではなくて「感じる」ことと「続ける」ことなんですけどね。


さて、このほかにもあちこち観光客気分でめぐり、時計台前の北海道カフェ で十勝牛バーガーに舌鼓を打ち、赤レンガ(旧北海道庁庁舎)で開拓の民の歴史に思いを馳せ、豊かでダイナミックな自然と骨太な建物、そしてゆったりとした人たち。太陽光線の高さの違いや、外に出たときの空気の緊張した冷え込み、充電満タンで帰ってきたのでした。