写真だけの夕暮れ
写真だけ残っている夕焼けの地平線。寝ぼけてたからよく覚えてない…。もっと見とけばよかった。
広漠とした空と大地の広がりはすばらしいのだけど、この先まだ6,7時間はこの眺めが続く。途中からは真っ暗になるだろう、疲れが出てどうにも眠くなってきた。
マルチェロの運転にも疲れが出ている、わだちに足を取られることが往路よりも多い。自分だけ休むのは悪い気がしたけど、「寝てていいぞ」という言葉に甘え、ヤッケを被りシートを倒し体をもたせかけた。
何時間眠ったのだろう、目が覚めたのは圧倒的な夕焼け空の真っ只中だった(と思う)。
「起きろ、Yuki!! 見ろ!!すごい夕焼けだぞ!」
「…?…??」
せっかく起こしてくれたのに、私は低血圧人間(上88下48)。目は開けたもののこの壮大な夕焼けは、部分的にしか覚えていない…。