Cueva de Las Manos
いつの間にか地面はビロードのような緑に覆われ、大地がパックリと裂けた谷間を見下ろす。ようやく着いた壁画のある谷。 200mはある断崖の底には河が流れ、これまでの平原では目にすることがなかった緑樹が茂る。
「Cueva de Las Manos!!」
学生時代、ラスコー洞窟程度なら世界史の知識としてあったけど、美術史の講義でネガティブハンドのスライドを見たときはショッキングだった。なんだか生々しい痕跡とでもいうのだろうか、当たり前だけど大昔の人も5本の指を持っていて、右利きで、そしてどうにもミステリアスな雰囲気。図書館で本をひっくり返すうちにミステリアスな部分は現実的なものに変わり、最終的には私の中で一つの美術として落ち着いた。
どこにあるのか分からないけど、この手形
見たい見たい見たい。
いつも動機はそこから始まる。