石と砂
2時間ほど走ると景色が変わり始め、黄土色の荒地から沙漠の相をなしてくる。走り始めて2時間、ビエドマ湖の展望地でもあるここで休憩。マルチェロはマルボロを取り出し、私は湖の見える砂丘に登ってみた。足元には乾燥に強そうな灰色がかった植物がゴソゴソと生えている。
そしてたくさんの丸い石。上に上がるほどその数は増え、よく見ると日本で見たものともエル・チャルテンで見たものとも違う。オレンジやこげ茶、紫がかった褐色、石英を含むものも多い。
さらに驚いたのは手に取ると、まるで研磨されたかのように滑らかな手触り。川原の石よりも滑らかでツヤツヤとした肌は、ここの環境の厳しさを語っていると思う。おそらく常に吹き続ける強い風と砂、水もあるのだろうか?それらによって長い年月の間に研磨されたものなのだろう。ポケット一杯に気に入った石を詰め、ズボンがずり落ちそうになるのを両手で押さえながら砂の斜面を下った。
左がビエドマ湖畔で拾った石。右はフィッツ・ロイの町、エル・チャルテンの川原で拾ったもの。写真で見てもその岩肌の違いは歴然としている。色や柄にも注目。

