南と北 | いつもどこかへ

南と北

11月18日(金)

早朝、汗ばむほどに暖かい部屋で目が覚めた。

前の晩、宿に戻る頃には頬が赤くなるくらいに冷え、「Yuki, Flio?Flio?」と気遣ってくれたおねえちゃんがガス暖房の目盛りをぐるりと回し、温度を上げてくれたためである。ちなみにスペイン語読みだと「yuki」は「ジュキ」と発音され、名前を書くたび相手のスペイン語読みがどうにも可笑しく、そのたびに正しい読み方を教えていた。


さて、北半球に住む日本人の感覚で言うと、「『北国』の家は暖かいから…といいそうになるけど、ここは南半球、『南国』の家は暖かいなぁ…」ということになる。そんなわけでで両者の公約数「寒冷地」の家は暖かい。レンガで造られた家はがっちりとしていて包容力があり、北海道の家を思い出す。

カラファテの町は南緯51度になるため、稚内よりも緯度が高い。気候については海流なども関係してくるので一概に緯度だけで判断はできないけど、日没の遅さがそれを物語る。
mapa

それにしても、「こんなのんびりしていて期限までにウシュアイアに着けるのだろうか。」他人事のようにそんなことを考えつつ、コーヒーと甘くずっしり重たいクロワッサンを食べ約束の時間を待った。