下着の価値観 | いつもどこかへ

下着の価値観

それは数年前のこと。





「ただでブラジャー作れるとこあるんだけど、行かない?」




オーダー下着といえば高いもの。そんなおいしい話しがあるものかと半信半疑で行くことに。とある立派なビルの上階、暖房が効き過ぎるくらいのお店に案内されると






そこにはフリフリの下着が見えるラフな格好のお姉さんたち。






「わー○○ちゃんね~!お友達連れてきてくれたのぉ~?」











なんなの。ココ。









「じゃあ、まずカルテを書いてもらえるかなぁ。」内容は、自分の体の気になる部分、身長、体重などなど







「へぇ~singstoneちゃんて言うんだ~、珍しい苗字だね~、字が大きいね~!」








「ほっといて。(※心の声)」










カウンセリングをして担当者が決まり、広い試着室でパンツ一丁、スッポンポンで体型の採寸。これは別に抵抗なし、学生の時に裸婦デッサンしていたら、裸に違和感はないのです。




まずはバスト、アンダーバスト、ウエスト、胴回り、ヒップ、腿を測り、パズルみたいなブラジャーの部品を組み合わせ、ジャストフィットのブラを組み立ててくれます。たとえば胸の形によってカップの形が違うとか、ワイヤーの形状が違うなど。

試着しながら、わきに余って流れる肉をカップ内に引っ張る方法も教えてもらいました。これは知ると得ですよね。きれいに着こなす方法は知りたいもの。

さらにさらに試着は続き、ウエストニッパーからボディスーツまで、ガードル、ストッキング…etc。タルクを付けた手で筋肉の流れにそっては肉をひっぱりこみ、気がつくと、鏡の前のわたしはナンとかレンジャー状態、フル装備。







その状態で服を着ると







確かに、細い。








ウエストは奇妙にくびれ、お腹の奥行きも薄くなった。トップバストの位置が上がり、ヒップもキュッ。










ここで試着終了。商談開始。










「singstoneちゃん、どれが気に入ったかな?」










「たとえば、これとこれとこれで揃えると、60万☆」










「はぁ!?」










下着に60万。










世界一周に行くよ









南極昭和基地に行って、慰問の日本酒置いてくるよ










そりゃあ、きれいになりたのがオンナ心だけど、下着ごときに60万












「高いよね~!そしたら、ワンランク下げて、これとこれと…











40万!!」












「やだ。(※心の声)」










あの手この手で断っても、しつこく勧めて来る。この人、ここの下着を使って体型が大きく変ったそうで、まるで信者。仮にここで買って体型が変ったら、ワンサイズ落とした下着を再購入しなければならないに違いない。そこまでして体型変えようとも思わない(でも、ブラはほしい)。









「ん~じゃあ…、あれとこれと・…○○万円でどう?」









そんなやりとりを繰り返すこと2時間。









いいかげん嫌気がさし、そろそろはっきり断るかと切り出すと、その信者










「仕事場まで行く。買うまで…」







と般若のような形相。








そばで、友達と話していた店員さんも異様な雰囲気に気づいたみたい。「仕事場まで行く」なんて言ったら、商法違反になりかねないですからねぇ…。








その場はなんとか乗り切り、出来あがったブラを受け取るのは2週間後。







私を連れてきた友達は、単純にオーダーブラジャーをただで作れるという理由で連れてきてくれたのだけど






だけど






怖かった…。










一人で行ったら買わされていたかも(で、即クーリングオフ)。










※この会社は東証一部上場の企業で、路面店も出しているそうです。紹介によるネットワークビジネスを取りいれているようなので、こうした販売形態もあるみたい。試供品で作ってもらったブラは性能いいので、モノは信用できると思います。







でも値段がね…。







参考:補正パンツ7,000円