きのこはどうやって生えるのか? | いつもどこかへ

きのこはどうやって生えるのか?

キノコがどうやって生えてくるか見たことあるでしょうか。教科書に胞子が飛ぶ絵は載っているけど、その後はカサが開いたキノコに一足飛びです。


 いつものように、どうしても知りたくなったのでネットでキノコの栽培キットを購入しました。

用意したのは、試験管、漏斗、白金耳(長い耳かきみたいな道具)、寒天培地、布団綿でした。他、足りないものは電話帳で探した実験用品卸業者へ直接出向き購入。なんと、そこの社長が学生時代にキノコ専攻(?)だったそうで、事情を話すと、昔使っていたフラスコ、メスシリンダーなどを譲ってくれました。

道具が揃うと、さっそくキノコ探しです。


スーパーで売ってるシイタケでもいいけど、せっかくなので近くの森に探しに行きました。

住宅街のそばなのに、あるあるある。オレンジ、つるつる、ひらひら、毒々しい青灰色・・・・。俗にいうタヌキノチャブクロ(しょうろ)もあります。

タヌキノチャブクロ っておもしろいんです。ころんとしてピンポン玉くらいの丸いキノコで、成熟するとてっぺんに直径1mmから2mmの穴が開きます。それを軽く蹴ると、穴から薄茶色の粉が果てしなく出てきます。

しかし、ここで面白がって粉を出し続けると危険です。この粉には収斂性があるので敏感な人はくしゃみが止まらなくなる可能性大です。

タヌキノチャブクロ

さて、キットと一緒に届いた手作りパンフには栽培方法が丁寧に説明されています。それを見ながら試験管に寒天培地を作り、炎で滅菌して、採ってきたキノコの一部を切り取り(組織分離)、培地にのせます。あとは菌糸が伸びるのを待つだけ・・・♪


だったのですが、残念ながら雑菌が入り山取りキノコ培養計画は失敗。自宅でもできるはずなのですが、滅菌対策が難しいです。


しかし、ここでめげては「キノコが胞子から大人になるまでを見たい」という目的が挫折してしまいます。そこでちょっと納得が行かないのですが、おがくず菌床のなめこを5個入手しました。これはキノコの菌糸を予めおがくず培地に培養して、水をあげるだけで自宅でキノコが採れる便利なものです。

毎日、「大きくおなり~」と水をせっせとあげました。

すると、プツプツと小さな突起が出始めます。植物とは違うんですよね、菌の世界だなぁと思いました。


そして、一旦栽培は中断。10日間のフランス旅行へ旅たちました。その間、キノコの栽培は実家にお預け。キノコ栽培に触発された弟は、トウガラシを育て始めたそうです。


私がフランスに行っている間、キノコたちはすくすくと成長し、家族は毎日なめこを食べていたそうです。成長が速いキノコは、刈っても刈っても、すぐににょきにょきと生え、酢の物、味噌汁、キノコ汁、と毎日なめこ三昧。5個の菌床はまるでキノコの花畑のようでした(キノコのカサは植物で言う花にあたるんです)。


※この実験について記録画像はほとんどありません。詳しい栽培内容・方法は「木の工房 」さんのHPで紹介されています。菌糸が伸びる様子から、時間を追った成長の記録まで、なかなか見れない貴重なものです。

阿寒湖とか釧路湿原の周辺はキノコの宝庫です。夏休みの自由研究で見に行くのもいいな~。

たまに登る山でも注意してみていると、オレンジ色のサンゴみたいな形のものや、細くてひょろひょろしたキノコ(よく直立しているなぁと感心)、太くてがっちり石みたいなキノコもあります。