蚊取り線香 | いつもどこかへ

蚊取り線香

夏です。

網戸をかいくぐってやってくる


モスキート軍団。


今年は蚊取り線香を買いました。

狭い部屋なので

私までくらくら来ます


これをたくと

夏だなあ、と風流な気持ちになると同時に

思い出される事件。


それは高校生の頃でした。

暑い夏の夜


窓を開け放つと

耳元で鳴るあの羽音。

いつものように蚊取り線香をつけ

布団をしいて寝ることに。


涼しいタオルケットをお腹にかけ

横になっていると煙がやたら出る。


「今日は線香がよく燃えるなあ・・

これなら蚊も全滅だわ…安心安心…」

と眠りにつきました。






それにしても、やけに煙たい。






母が起きてきました。


「何か燃えてる。」


しかし、部屋に火の気は全くなく

台所のガスは消えています。


突然母の顔色が変り

わたしが寝ていた敷布団をめくりました。


そこには、静かにオレンジ色にメラメラと燃える布団。


「水!、水!!持ってきなさい!!!!」

母は焦ると同時に激怒でした。

どうやら私は、蚊取り線香を床に置き

その上に布団を敷いたようなのです。



薬缶に水を汲み

布団に何度もかけ


翌日、その布団はゴミ捨て場に置かれました。


蚊取り線香をたくと思い出す

夏の思い出です。