時には映画の話をしようか-すぴりと
(Blu-rayにて鑑賞)

私だ。

前回の「ザ・バンク」に引き続き、「ザ」シリーズということで「ザ・スピリット」を観た。
するとこれがどうだろう。
ちょっとビックリするほどつまらないではないか。
若干期待もしていた作品だけに余計にビックリだ。
これは私をビックリさせるためだけに作った映画だとしか思えなかった。
ならば、まんまとハメられた形になる。
くっそー、やられちゃったなー。
監督めぇー。
ハハハ。

ということで終わりにしてしまってもいいくらいつまらない映画だったのだが、これではあまりにも具体性に欠けるだろうか。
しかし、かと言ってこの映画についてこれ以上述べていくのもなんだか面倒というか時間の無駄というかそんなんだったらゲームでもしていてえというかなんかそんなところであり、そこは積極的に欠けさせていきたいところである。
まあ、唯一強く感じたことを述べるとすれば、「この映画にはおそらく古い原作コミックがあってそれをすごく忠実に映像化したのかもしれないよね」というような雰囲気を感じなくもなかった、といったところであるが、その件についてはそれ以上でもそれ以下でもなく、いずれにしろこの映画がつまらないということは揺るがないのだ。
いやー、ホントつまんなかった。
新手の拷問かと思ったよ。
ハハハ。

時には映画の話をしようか-ばんく
(Blu-rayにて鑑賞)


私だ。
ここ数週間、映画文化にまったく触れずに生きていた私だ。
大好きな映画からこんなに遠ざかってたなんて・・・!
わりと平気でした・・・!

ということで、今回はこの「バ・ザンク」だ。
あ、違う?
ダ・パンプ?
え、なに? わかんない。

「ザ・バンク」は「どの映画でもロングコート着てるよ」でおなじみ、クライブ・オーウェン主演のアクション・サスペンス映画だ。
あんまりアクションしていないので「アクション・サスペンス映画だ(キリッ)」とか言いきってしまうのはちょっぴりためらいもあるけれど、どうせ世界の大多数はこの映画を観ずに暮らしてんだからいいだろ的な甘い考えでここはいっちょ乗り切ってしまおうかなどと思っている次第である。

そのロングコートのおじさんが裾をはためかせつつ巨悪(銀行)と戦うのが本作だが、面白い映画だった。
気持ちいいくらい露骨に巨悪な銀行とコートの戦いは大変サスペンスフルであり、地味ながらも堅実な面白さがあった。
派手なのに妙なリアリティを感じる中盤の銃撃戦のシーンの緊迫感も素晴らしい。
大人向けのエンターテイメント作品、といったところだ。

銀行の悪っぷりが本当に露骨過ぎて(銀行にとって邪魔な者は殺し屋を雇って秘密裏に消す。じゃんじゃん消す。終盤はもうなんかめんどくさいのか、普通に人が大勢いる美術館で銃とかバンバン撃って消す)、ジャパニーズ的価値観からするとどこのショッカーだよこいつらは、とツッコミに忙しい気持ちにもなってしまいかねないが、なんか実際に悪いことやってた銀行をモデルにした話だったそうであり、どうなってんだ世界の銀行はこのやろうと言ったところである。
どうなってんだこのやろう。

なんだかポスター画像がアクション映画っぽい感じになっているのでそれを期待すると肩透かしを食らうことになるかもしれないが、あくまでサスペンス映画であると思いながら観ればきっと楽しめることと思う。
個人的に、なかなか満足度の高い一本だった。

時には映画の話をしようか-ちぇいさ
(DVDにて鑑賞)


私だ。
元気だった?
「元気だった?」って聞いてるときは、わりと相手が元気だったかどうかに関心はないよね。
私だ。

勧告映画であるところの「チェイサー」を観た。
勧告映画?
いったいなにを勧告されると言うのか。
おそろしい・・・。

そんな恐ろしい「チェイサー」であるが、これがなかなか猟奇的で傑作的なサスペンス的だ。
125分と、比較的長い上映時間であるが、それを感じさせない力とテンポがあった。
私も「ねみぃなチクショウ」などと思いつつゴロゴロしながら見始めたものだが、気がつけばぐいぐいと映画に引き込まれていた。
これを映画通は「『眠かったけどなんか最後まで観れたわ』現象」と呼んでいる。

韓国のサスペンス映画には、妙な泥臭さがあって良い。
邦画やハリウッド映画では出せない空気感がそこにはある。
桑田佳祐みたいな顔したおっさん(主人公・小太り)が、犯人を追いかけてヒィヒィ言いながらドタバタ走っているだけで妙なリアリティを感じる。
格闘シーンなども、「格闘」というより「組み合ってふがふがしてる」とでも表現したほうがいいような様子であり、「実際こういう状況になったらこんなもんだよな」と不思議に納得させられる。
まあそのせいでシリアスなシーンでも妙な面白感をウッカリ感じてしまったりもするのだが、それもまた韓国サスペンスの愉快なところと言えよう。
登場する警察官たちが揃いも揃って一生懸命で無能なところですら、なぜだか微笑ましい。
実際あんなんだったら最悪だけど。

そんなにグロいわけではないのだが、それなりに猟奇的な内容なので万人に薦めることはできない。
が、サスペンス好きには是非ともオススメしておきたい一本だ。
韓国映画の空気が苦手でなければ、秋の夜長にどうだろうか。
秋って夜長いの?
冬のほうが長いんじゃないの?
なんか「秋の夜長にいかが?」って聞くと「適当にまとめやがってこいつ」みたいな気持ちになりません?
いやそんなことはどうでもいいんだよ。
「チェイサー」、面白かったよ。