最寄りのデパ地下で買い物をしておりました。
いつもの果物コーナーにみかんを買おうと立ち寄ると、このコーナーには珍しく試食品を女性店員さんが販促していました。
「どうぞ~~♪おひとついかがですか~♪風邪の予防にビタミンCたっぷりですよ~♪」
鈴を転がすような、可愛らしい声。
昨日の投稿にも書いたように、私は自分の声にコンプレックスがあるので、彼女のような美声を聴くと、それだけですーっと足が引き寄せられてしまいます。
手にもったお盆の上には柑橘系っぽいなにかが一口サイズに切り分けられていました。なにかな~っと思った瞬間、女性は相変わらず美しい声で案内しました。
「とってもおいしい、キンカンですよ~~!!」
あ、キンカンかあ、おばあちゃん家になってたよなあ。たまに食べるとおいしいよなあ。でもあんまりスーパーとかでは買わないよなあ。試食しよっかなあ、でもどっちでもいいかなあ・・・。
などと、思いながら彼女のすぐそばのみかんコーナーに到着し、品物を吟味しながら引き続き彼女の高くてかわいらし~い声で行われる説明に耳だけかたむけていると、度肝を抜く一言が!!
「は~い、どうぞ~♡、こちらはキンカンのタマタマで~す!!」
は?
数秒ほど全身がフリーズしたあと、私はいつも買うみかんをひったくるようにひとつバスケットに入れると、その場から早足で立ち去りました。
その後レジで会計中も、エスカレーターで上階へでるときも、彼女のよく通る美しい声は、ずっと耳に入って来ました。そして、その名称を一切躊躇せずずっとずっと平然と(恥ずかしがることも、噴出すこともなく)連呼している姿はまさにあっぱれでした。
帰宅して、思わずキンカンのタマタマを早速ネットでチェキラ。
宮崎県で生産している最高峰キンカンのブランド名だそうです。
これって、メジャーなキンカンなんですか?
なんでこんなネーミング・・・。東国原知事時代の産物なのでしょうか?
すごいハイリスクだと思います。インパクトはあっても、多くの人がドン引きし、そのブランドのベネフィットがかえって伝わらないような・・・。
実際、あのデパ地下にはお客さんがたくさんいましたが、あの女性の美しい声をもってしても、タマタマをもらって食べているヒトは一人も見ませんでした。
奇を衒ったブランドネーミングといえば、薬の名前なんかにも多いですよね。
お通じ改善をうたった「ベンデール」とか。
でもお店のヒトに「ベンデールください」とか、やはり聞きにくいですよ。。。
連想で思い出しましたが、まったくの予定外でできてしまった子供に、親が「はずみ」ちゃんと名付けた、という話が女子校時代まことしなやかに噂されていました・・・。
