
思わずジャケ買いしてしまいました。(背景がピンクっていうのも可愛すぎる)
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The Surprising Science of Animal Friendships -- BFFs are not just for humans anymore
人間以外の動物たちの間にも、友情関係はある!動物たちも、同種同性間でマブダチを作っている!!という特集科学記事。
ほんまかいな。
早速読んで見ました。
これまで研究によって友情関係形成が確認されている動物とは、自然界のチンパンジー、ヒヒ、アカゲザル、イルカ、、ハイエナ、象、そして家畜の馬などなど。
どういう友情関係かというと、血縁関係のない(つまり、親子や兄弟ではない)特定の2匹や数匹(同性)がいつも同じメンバーでつるむ。そして、狩り、食事の分けあい、遊び、喧嘩の応戦、添い寝、など行動を生涯ずっと一緒にする、というもの。そして友達が死んでしまったあとは、がっくりして行動が不活発となり「喪に服すような」状況がしばらく続く、らしい。
動物でも血縁関係のない相手を助けてやることはそもそもあるけれど、普通はそれは「相互利他性(reciprocal altruism」といってすぐに自分への見返りを求めるための行動。そうではなく、「即見返りを求めず、ただただ長年一緒に行動する」というのはあたかも人間における友情のようである、というお話。
なぜ友情関係なのか?
それは第一に、動物であるがゆえ、「生殖」に有利だからというのがまず考えられます。とのこと、
オス同士のマブダチの場合は、メスに求愛するとき他のオスたちを追い払うのを友達が助けてくれる。
メス同士のマブダチの場合は、子育てサークルじゃないけど、育児の助け合いで外敵から子供を守りやすくなる。
そしてもうひとつの利点として、「友達」がいるこうした動物は、友達のいない同種の動物よりと比べてストレスホルモンのレベルが低いとか、寿命が長い、とか心拍数が落ち着いている、などというデータもとれている、つまり友達がいるほうが、より「健康で長生き」がしやすい、という仮説。
同様に、人間においても人との交流が活発な人とそうでない人との間には血圧、ストレスホルモン、免疫力、などで違いがでる傾向があるらしい。
「友情」を形成することが、生存におけるサバイバルになる。つまり、人間もそれ以外の動物も、猿人類の時代から、生きる知恵として「友人をもつ」能力が遺伝子に備わっているのかもね? という結論でした。
そのセオリーで行くと、男女間の友情は成立しないことになっちゃうね!!
人間の世界では、友情といっても「ののしりあって絶交切る」とか「仲間はずれにする」とか「友人のふりをして彼氏を奪われる」とか色々とドロドロしたマイナスサイドもあり、それは人間を健康どころか不健康に陥れる罠にもなりますよね。
動物はいくらなんでもそういうのはないはず。そう考えると、生きる知恵としての友情形成能力は、人間においては退化している・・・ということに、なる???
ちなみに、ワンちゃんたちイヌ科の動物に関しては、これまでの研究だと「友情」を形成する(犬同士においても犬とヒトとの間においても)とは考えにくく、おそらく犬はヒトのことを「親友」などとは思っておらず、「保護者」と認識しているのみ、ということのようです(なのにあの表紙・・・看板に偽りありですな)
雨露しのげて、飯にありつけるなら、別にどこのお宅にお世話になってもいいっすよ…(爆)
