11 カタイ仕事 ヤワイ仕事 | Love yourself and you will be loved

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2015年は、「心の断捨離!!」

普段は殆どカタイお仕事をしている私、今日は珍しくヤワイ仕事をしてきました。

ヤバイ仕事ではなく、ヤワイ仕事です。念のため。

なにそれ?カタイ?ヤワイ?。。。これは私が勝手に区分けした概念的な仕事のタイプです。

カタイ=難しい ヤワイ=簡単な仕事、ではありません。

カタイ仕事、とは「数字や指標などがテーマの、様々な専門分野を理性で語り合う内容の通訳業務」
ヤワイ仕事、とは「人間の心理や生活などがテーマの、感性で語り合う内容の通訳業務」です。ザックリと言えばの話。

カタイ仕事の例は、業界としては金融や製造業が代表的ですが、分野としては経営、財務、法務、政治経済、科学技術、などなど。
ヤワイ仕事の例は、代表的な業界はアパレル、コスメ、消費財、分野としては商品マーケティング、広告、芸術、生活関連、一般的な世間話(会食時の雑談とか)などでしょうか。

普段やっているカタイ仕事は、様々な業界特有の専門用語を覚え、背景を理解し、という準備作業と経験蓄積がなかなか大変なのですが、実はヤワイ仕事より楽な部分も多々あります。
それは、「専門用語と背景知識さえ仕込んでおけば、あとはなんとかなる」というのが基本だからです。
日常生活では殆どお目にかからない難解な言葉が多用される発言を聴き、その発言の背後にある理性に基づいた論理的な概念を理解し、別の言葉に組み立て直し置き換える。そんな作業ですから、自然と言葉遣いも格調高めで丁寧なものになる傾向があります。

一方、今日やったようなヤワイ仕事は、より日常生活で馴染みのある話題が中心になるので、専門用語で困る、ということは少なくなります。使われる言葉もよりカジュアル、口語的になります。ただ、会話の中に専門用語が占める割合が激減する分、ごくごく一般的な、毎日深く考えずに軽く使っている言葉を、もう一つの言語で同じように表現することが意外に難しいということが明らかになってしまうのです。

例えば、こんな表現。
「昨晩コラーゲンをたっぷり食べたから、今朝は肌がモチモチ、ぷるんぷるんで、化粧ノリがぱっちり」
「お鍋に水をひたひたまで入れたら、表面が軽くグツグツしだすまで弱火でチョロチョロと煮ます」

日本語は口語的になればなるほど、擬音語・擬態語が多くなるので、それに相当する意味を持つ、英語の口語的表現のストックも本来持っていなければいけないのですが、なにせ普段は半導体だの不動産だのの専門用語で頭がいっぱいいっぱいですので、口語的表現の訳出能力を高める努力など完全におろそかになってしまっております。

また、英語は特別に口語的表現でなかったとしても、話題に合わせて日本語は軽い調子の言葉に訳す、ということをしないと、誤訳でないけど「空気読んでない通訳」となり滑稽な結果を生みます。

たとえば、今日私がやった失敗。補正下着をどのようにテレビで商品説明するか、がテーマの話し合いだったのですが、英語スピーカーが "this product solves all the problems that women have" と言いました。昨日までずっと「カタイ仕事」漬けだった私は、カタイ言葉で「この商品は女性が抱えている問題をすべて解決します」的な訳出をしました。そしたら、すかさず、英語のできる日本人社員の方が、「よーするに、『お悩みなんでも解決商品』ってことですわ~」と、私の「空気読んでない訳」を「補正」してくださいました(関西弁というところが、さらにその商品のコンセプトと感性的にマッチしていて、唸らされました)problemはこの文脈では問題、ではなく、悩み、である。そんな判断力も普段ヤワイ仕事をやっていないと鈍りまくっているわけです。

その他にも、普段と比べればずっと単純な内容の話し合いであったにも拘らず、なんだか「上手くできなかった感」で悔しさが残る仕事だったのですが、時にはこうした「ヤワイ仕事」もやることによって、自分の普段の勉強の偏りに気づき、もっとバランスよく表現力を磨いていく必要を痛感し、日々の訓練に活かしていかなければいけないな、と思いました。

そして、これからも、カタイ仕事、ヤワイ仕事、どんな仕事でも自信を持って引き受けられる自分を育てて行きたいと思います。
なんか、マジメなこと書いちゃったなあ、今回チョキ
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アップこの人誰かおぼえてる?