初めて妊娠したわけなので、もちろん経験なんてないのに、なぜかなんとなく妊娠してるってわかっちゃうもんですね・・・。
私は次女のときにもすぐにわかりました。
なんていうか・・・。
感覚で。
やっぱり母はスゴイ!
でもわからないかたもいると思いますよ。
私は妊娠には気をつけていたので、体調の変化でなんとなくですがわかりました。
友人のひとりは、バリバリのキャリアウーマンで、海外出張に行ったとき、出血して初めて気がついたそうです・・・。
当然、切迫流産・・・。
とりあえず、セーフでしたが
忙しかったら、自分の体調なんて後回しにしちゃうもんね。
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いつも定期的に来る生理が3日ほど遅れたとき、私は、妊娠したと思った。
なんとなくだけれど。
全体的に体が火照っている。
たぶん、体温が高いんだろう。
それに第六感。
ヤバイって思った。
そう思ったのは、もう病院は休業している12月末だった。
病院は年明けにならないと行けない・・・。
そう思った、次の日、出血をした。
微量の出血だったけれど、私は妊娠を疑った事が徒労であったのかとちょっとほっとした。
でも・・・。
これは、生理ではなく、妊娠したあとに微量の出血があることがあるということはあとで知った。
その後、全く生理になる気配はなく、相変わらず微妙に体調は変で、私は心配になっていった・・・。
この時期は忘年会&クリスマス会が予定にいっぱい入っていた。
私はお酒が飲めるので、かなり飲んでいたと思う。
年明け3日の日だった。
この日は高校のクラス会があった。
まだ、生理は来なかった。
私は、いつもは2次会、3次会と最後まで出席していたけれど、このときは1次会で帰ることにした。
とにかく、気分が乗らなかった。
元彼(2)もその時出席していて、彼も1次会で帰ると言った。
『珍しいなぁ!ふたりでもとのサヤにおさまるつもり?』
さんざん冷やかされたけど、私はそれどころじゃなかった。
彼とふたりで店を出て歩いた。
『どうして、帰るの?』
ふたりは同時に尋ねていた。
だって私たちは、今までクラス会で途中で帰ることはしなかった。
彼が答えた。
『婚約者が今、俺の家に来ているから・・・。』
そう・・・結婚するんだ・・・。
相手は京都での彼女ではなく、新たに入学した大学の同級生だそう・・・。
保育士さんをしてると言っていた。
彼は、つきあっていた当時、
『俺は小学校の先生になって、キミが保育士になって、一緒に子どもたちを育てていくのが夢。』
そう言ってたな・・・。
夢の相手が見つかったのね。
『キミはどうして?』
『妊娠したかもしれない・・・。』
『え・・・?どうするの?』
『わからない・・・。』
もう、彼には頼れない。
彼と別れて、電車に乗った。
どうするか私にもわからなかった。
ただ、明日、病院に行こうと思った。