元夫と急接近。 | 幸せな離婚~バツイチの選択・・・。

幸せな離婚~バツイチの選択・・・。

両親の反対を押し切って結婚したけれど…。会社の倒産、DV、モラハラ、借金。経験しなくてもいいような経験をしたのち、やっと離婚。しかし離婚後もトラブル続き。でも、前向きな、幸せな離婚だと思っています。

私は彼と少し距離を置こうと思った。


つき合い始めてそれまでは、けっこうベッタリだった。


仕事で遅くなったときや、習い事で遅くなったとき、飲みに行ったときなど、彼はほとんど迎えに来てくれた。


デートも多いときは週3回。


そして必ずずるずると嫌なSEX。



ちょうどその頃、私は元夫から仕事に来る回数を増やしてくれという要請を受けていた。


元夫もあらゆる仕事を自分で全部こなしていくのに限界を感じていた。


せめて経理、総務関係だけでも、分散させたかった。


パートの事務員さんはいたけど、そのかただけでは手が足りなかった。



私の出勤日数は当初は月に3~4回だったけど、本業が休みのときは出来るだけ出てくれということだった。


時間はフレックスでいいから・・・ということ。


これは私にはありがたかった。


出張から夜遅く帰ってきて、朝の8時半から出勤というのは辛い。


それならば・・・ということで、だいたい昼の12時から夜の8時までにして欲しいということで了承してもらった。


これで、彼と会う回数を減らすことが出来る。



ときどき社員さんも残業していたが、夜は元夫と二人で仕事をすることが多かった。


当然会話も増えた。


平気で軽口もたたけるようになっていた。


途中でお腹がすけば、近所の中華料理屋さんで出前を取って一緒に食べたりした。


仕事帰りに一緒に食事をしたりもするようになった。



元夫は一緒にいて楽しい人だった。


仕事人間で、仕事の話が主だったが、当時仕事が上昇気流に乗っていたこともあって、彼の話はいつもポジティブだった。


失敗を怖れず、いつも前向きな考え方の彼は、私の本業の仕事にも少なからず影響を与えてくれていた。


本業の仕事で失敗をして落ち込んでいても、彼と話をすると元気がもらえた。



また、彼の営業力は素晴らしいものがあった。


天性のものかもしれない。


彼と話をしているうちに、いつのまにか彼の思いどおりの展開になってしまう。


引くところは引いて、押すところは押す。


この絶妙なバランスを心得ている人だった。


『また社長に言いくるめられちゃったよ・・・。』


よく取引先のかたが苦笑しながらぼやいていた。



私は彼に対して好意を持ちはじめていた。


私はスポーツマンに弱いけど、仕事が出来るかたにも弱い(笑)


みんなそうかな・・・?


恋愛感情というまでにはいかなかったけれど、なんとなく気になる存在になっていた。



いつしか彼の事務所に行くのを心待ちにしている私に気がついた。


もしかして、好きになっちゃったの?



いやいや、トンデモナイ。


私には一応、結婚を考えている彼がいる。


元夫にもそれは話してあった。


それに、元夫はバツイチで子どももいる。


冗談じゃないよ・・・。



ある日、帰りが遅くなった私と元夫は、例によって一緒に食事をした。


元夫はいつもと変わらず仕事について熱く語っていた。


私も負けずに熱く語った。


ときどき討論じみたことになることもあった。


こういう時間も私には新鮮で楽しかった。


私と元夫は男と女の関係というより、気のおけない友人という感じだった。




その日は私は車ではなかったので、元夫に自宅まで送ってもらうことにしていた。



『今日はありがとうございました!!』



車から降りようとした私の手を彼はぐいっと引っ張ってそのままキスをした。