(注意) 画像を多数掲載しています。まだ一度も登った事が無く、事前に詳しい様子を見たくない方は閲覧しないで下さい。コースタイムや状況、使用道具類等の情報は、今後の私的なデータベースとする物で一般的には信頼性に欠ける物です。参考にされる場合は充分注意して下さい。
2013年7月20日(土) 快晴
三方崩山に登る
06:45 道の駅 飛騨白川駐車場 無風 17℃
07:10 登山口 無風 19℃
10:00~10:50 山頂 無風 21℃
12:55 登山口 無風 25℃
13:15 道の駅 飛騨白川駐車場 無風 29℃
駐車場発~駐車場着 10.7km 7時間15分
道中の飲料水 3.0L
着衣(上) 長袖シャツ 薄手の上着(未着用) 防水防風パーカ(未着用)
着衣(下) 化繊のズボン
靴 トレランシューズ
高山だから涼しいかと思ったら意外に暑かった。
肌寒いかと思って長袖を着て、上着もしっかり準備したけど、穏やかな快晴で今回は半袖一枚で充分だった。
持って行く飲料水で悩んで、余裕を見て3L持って行ったけど丁度ピッタリだった。
今回のルート。
山旅ロガーでGPSのログを取り、カシミールで表示させています。
アメーバのブログはサムネイルみたいになっていて、元のデータの大きさでは見る事が出来ないし、データをダウンロードする事も出来ないので、詳細が見えないしこれを利用して地図を作る事は出来ません。
なので元データが欲しい方は連絡下さい。
また、カシミールを使って地図を作る手順をまとめたので
、必要ならそちらで作った方が実用的です。
登ってみたい山が有った。
三方崩山
。さんぽうくずれやま。
名前からしてそそられるよね。
三方向が崩れてるんだよ?どんな山やねん。
残雪期の能郷白山を登り、アドベンチャー的な山登りとして次に何が有るだろう?って思ってた時に、御嶽山の継母岳と、三方崩山を挙げてみた。
継母岳は先日登った。
次は三方崩山だ。
土曜日に時間が取れた。
天気は良さそう。
飛騨白川まで行くなら普通は白山に登るだろう。
僕も一度登ったけど、あの時は天気が悪くて何も見えなかったから再チャレンジしても良いんだけど、それよりも僕が惹かれたのはその隣に有る三方崩山。
コースタイムは4~5時間程度で、痩せ尾根の登山道が続く。
車は、飛騨白川の道の駅に停めることに。
林道を進めない事もなさそうだけど、歩いても知れている距離みたいだから。
国道156号を延々と北上し、御母衣ダムを過ぎた所にある。
自宅から150km。
夜頑張って走って2時間。
帰りは3時間。
道の駅 飛騨白川。
遠足前の子供みたいに夜寝付けなくて深夜走ってきた。
車で仮眠出来るかなぁって思ってたら、6時過ぎ位まで寝てた。
御嶽山の時もそうだったけど、運転で疲れるから現地で仮眠した方が僕の場合効率が良い。
トイレはとても綺麗。
駐車場は広く、トイレと水場、売店、自販機が有るから出発地としては申し分無いし、天然温泉が併設されている。
道路を渡った反対側すぐに林道入口。
ココから進む。
序盤は締まった砂利道。
この辺りはまだ車で入れそうだけど、先に進むと荒れてくる。
林道分岐部には丁寧に登山道標識が立てられているから迷う事はない。
林道終点付近。
林道だけでも結構高度を稼ぐけど、歩きやすいのと日陰が続くからさほど苦にはならなかった。
林道終点。登山口。
空き地があるから、車高が高い車ならここまで入れるかもしれない。
トンネルの中から水がごうごうと噴出している。
好天の週末だから登山者多いかと思ったらほとんど見かけない。
林道入口付近で1人、林道途中に車が一台だけ。
トンネル左斜面に登山口。
山頂まで4.8km。
1km毎(山頂まで3.8km 2.8km 1.8km 0.8km)に標識が立っている。
登山口脇に、トンネルから湧き出た澄んだ水が流れてる。
飲用は疑問だけど、帰りに顔や手足を洗うと冷たくて気持ち良い。
登山道序盤。
他の人の山行記録に序盤は急登って書いてあったから心の準備は出来てる。
急だけど藪が払われていて歩きやすい。
雑木林の斜面をジグザグに高度をかせぐ。
登山道は明瞭で手入れもされていて歩きやすく、迷いにくい。
一部踏み後幅しかないトラバース路もあるけど、登山道としてはさほど危険な感じではなかった。
斜面登りきって尾根に出る。
地形図でいう、測量点(1244m)みたい。
登山口から40分。
藪が綺麗に払われてる。
払われた藪の先から、かすかに御母衣ダムが見える。
尾根に出てすぐは歩きやすかったんだけど、徐々に傾斜がキツくなる。
登っても登っても、視界の先には急坂が続く。
登山道脇に延々とトラロープが張られている。
ロープが必要な程の傾斜ではないけど、全く無くても良いほど緩くも無い、微妙な傾斜。
尾根まで上がる序盤の急登りよりも、尾根に出てからの方がしんどい。
林の中の斜面を抜けると、痩せ尾根に出た。
深い谷間。男はみんな谷間にそそられるもんだよね。
この辺りで、ようやく登山者見かけた。
ソロの男性。おそらく林道途中の車の人だろう。
ということは、この先には誰も居ない。
三方崩山らしき山が見えた。
荒々しさ加減が素晴らしい。
そして絶景。
そして急登。
痩せ尾根に出てからも急登が続く。
山影に白山見える。
まだ雪が残ってる。
三方崩山に行くには、手前の痩せ尾根ピークを乗り越えていく。
延々と急登。
でも絶景なのです。福井県側。
御母衣ダム方面。
お花畑が綺麗。
花は全然考えてなかったけど、丁度見頃。
至る所で花が咲いている。
でも誰も居ない。
痩せ尾根続く。
山頂まで2.8kmポイントを過ぎてからの尾根道は最高。
単なる痩せた尾根道ではなくて、アドベンチャー的でもある。
画像右よりの2つのピークを越えていくんだけど。
まず1つめのピーク、直登(笑)。
どうせまた無難に右か左に巻くんだろうって思ったら直登。
そして2つ目のピークも直登(笑)
凄いよ。
あの荒々しかった鈴鹿の鎌尾根よりも凄い。
歩き応えがある痩せ尾根。
三方崩山に続く尾根道。
道中の最大の急斜面。
急な岩場。
岩場の上から見下ろしたらこんな感じ。
なかなか歩き応えが有る。
痩せ尾根だから絶景なのです。
快晴だから北アルプスの山並みも見えるのです。
福井県方面。
向こうにも崩山が。
素晴らしきかな尾根道。
山頂まで0.8kmポイントを過ぎてからが長いって書いてあったけど、つまり0.8kmポイントを過ぎても尾根歩きが楽しめるって事。
今度は急な下り。
ザレた下りだから滑落に注意。
北斜面が崩落した痩せ尾根。
崩落してオーバーハングしているからなるべく南寄りを歩いた方が良いけど、南も崖。
北斜面。
落ちたら上がってこれないな。
南斜面はお花畑。
「あの人は山でニッコウキスゲになったのよ」って言われない様に注意して歩きましょう。
ラスト尾根道。
尾根満喫。
三方崩山手前の最終尾根道。
一見歩きやすそうに見えるけど、足元左の笹薮はすぐ崖。
歩ける道幅はかなり狭い。
登山道と勘違いして笹薮を踏み抜かない様に。
ラスト尾根道を抜けて林を抜けると。
三方崩山山頂。
山頂は狭い。
山頂からの眺め。
東方面は開けていて眺めが良い。
向こうに見えるのは御嶽山かな。
山頂の西の藪が払われてる。
覗くと、木々の隙間からかろうじて白山が見えた。
白山が見える事よりも、あの道中を草刈機担いでここまで登ってきた作業者に感動するよ。
多分、エンジン草刈機、燃料、ご飯と飲料水を持って、長袖長ズボンに保護面で登ってるんだよ。すげーな。
歩いてきた尾根道。
延々と急斜面の痩せ尾根が続くオネラーには最高の登山道だった。
僕の直後に、林道入口で会った登山者が登ってきた。
尾根に出るまでや痩せ尾根の途中では見かけなかったのに、いつの間に登ってきたんだろう。
ジャージ姿に軽装だったから、この人登れるんだろうか?って思ってたけどかなりのツワモノかもしれない。
しばらくして、途中でパスしたソロの男性も登ってきた。
それほど遅くない。
結局この日出会った登山者はこの2人だけだった。
まだ10時だけどお昼にする。
今日はガスとラーメン持ってきた。
高山で涼しいだろうから荷物が増えても苦にならないだろうという思惑と(結局暑かったけど)、今後テント持って泊まりで縦走しようと思えばもっと重い荷物を背負って歩かなければいけないから、日帰りでも負荷を掛けておこうかと思って。
ラーメンはカップヌードル。
いつも棒ラーメンで、あれはかさばらなくて良いんだけど1袋2食入りで、1人で行動していると「あれ?前回食べたのっていつだっけ?」って封を開けたラーメンの前でしばし固まってしまうからやめた。
あとはドリップコーヒー。
ガスと水で荷物が増えるけど、ザックも最大45Lなんだから活用しないと。
ジャージのおじさんは序盤のブナ林の方がお気に入りだったみたいですぐに下っていった。
ソロの男性も先に下って行った。
しばしのんびりして僕も下る。
山頂も良いけど、山頂までの痩せ尾根が楽しい。
尾根道楽しみながらゆっくり下る。
しんどかったけど楽しかったよ三方崩山。
三方崩山の奥に、奥三方岳が有る。
登山道は無いらしい。
あそこまで歩けたら良いのにな。
痩せ尾根崩落地を下る。
痩せ尾根が続く。
急な下りだった登山道を、今度は登り返す。
目立った登りはここくらいで、全体的には帰りは急な下りになる。
行きは延々と急な登り。
三方崩山を振り返る。
良い尾根道だったな。
最大の急斜面を今度は下る。
なかなかの高度感。
直登したピークを下ってきた。
開放的な尾根道。
荒々しい三方崩山。
実際に見て名前の由来が良く分かった。
尾根道が下の方までずっと続いてるのが見える。
先に下っていった登山者の姿も見えた。
下ってきた斜面を振り返る。
見上げる様な急な斜面。
林を抜けた所の痩せ尾根の始まり地点が見えてきた。
楽しかった痩せ尾根ももうすぐ終わり。
林の中の急斜面を下る。
明るいブナ林。
ジャージおじさんが良いっていうのも分かるよ。
尾根道から下っていく。
ジグザグと高度を下げていく。
先に下って行ったソロの男性に追いついた。
足が痛むって言ってたので心配したけど、結構なペースで下ってきてた。
ここまで来れば大丈夫だろうし、白山も登ったって言ってたから僕が心配する様なビギナーでもないだろうし。
そもそも、ソロのビギナーが三方崩山に登ろうとは思わないだろうし。
僕が一番初心者なのかもね。
下ってきた。
週末なのに道の駅空いてる。
僕は特に温泉好きじゃないけど、汗だくになってどうせ着替えるから、ついでに温泉入ってきた。
大人600円。
綺麗な天然温泉で、露天風呂も気持ち良かった。
今回のルート
全体的に明瞭で1本道だから迷う事は無かった。
序盤だけではなく、ルート全体を通して急登で体力を要する。
(スタート地点標高630m、山頂の標高2060mで、標高差が1400mほど有る)
前半は林の中を歩き、後半は痩せ尾根を歩く。
僕が歩いた時(7/20)は藪が払われていて、とても歩きやすかった。
登山道はよく手入れされているけど、過度に手を加えていない。
登るか登らないか、登れるか登れないかは登山者次第というスタンスは、本来の登山道のあるべき姿のようで個人的にはかなり良かったと思う。
僕は尾根歩きが好きだから最高の登山道だった。
花が沢山咲いていて、時期的にも良いタイミングだった。
ただ、高い所が極度に苦手、足腰に不安がある、人が少ないのは心配、体力に自信が無いという人にはお勧めしない。
登らない事はダメな事でも悪い事でもない。
僕が良いと思える山が一般的に良いという訳でもない。
登山道口(山頂まで4.8km)~山頂まで2.8km地点
序盤は尾根に向かって斜面を登る。
道幅が踏み跡分しか無いトラバース路等も有るけど、比較的歩きやすいし明瞭で迷う可能性は低い。
藪も払われていて歩きやすい。
尾根に出てからもかなりの傾斜が続く。
視界の先に延々と急斜面が続くのは、肉体的にも辛いけど精神的にも辛い。
山頂まで2.8km地点~山頂
痩せ尾根の登山道。
痩せているだけでなく、かなりの急斜面が続く。
上の方まで丁寧に藪が払われていて歩きやすい。
ただ、路面に落ちている刈った笹は良く滑るので注意(特に下り)。
特別高度なテクニックを必要とする様な登山道ではないけど、ある程度の体力と慎重さは必要。
あと、強風時は危なそう。
穏やかな日に登りたい。
感想
とても満足出来る山登りだった。
日帰りでこれだけ尾根を満喫出来る登山道はそうそう無いんじゃないかと思う。
前半は明るい林の中、後半は痩せ尾根と変化が有って面白い。
傾斜がキツく全体的にハードだけど、その分歩き甲斐がある。
多分、わりと最近草刈りされたんだろう。
とても歩きやすくて助かったんだけど、ただ登るだけでも大変な所を草刈機を持って上がって、あの急斜面で草刈りするとのかと思うと敬服してしまう。
登山道を整備してくれている方々に感謝したい。
良い尾根道、快晴、花満開、登山者少ないと、ケチのつけようが無い良い山登りだった。
唯一の難点は、これ以上満足出来る日帰り登山を考えるのが大変な事くらい。
今回の反省
地図が用意出来なかった。
前日の夜に地図を印刷しようとしたらインク切れで印刷出来なかった。
不明瞭な登山道ではなさそうだし、スマホに地図とロガーのアプリも入っているけど、地図を用意出来なかったのは失敗だった。
オマケ
虫除けには風が効果的らしい。
百均で扇子買ってみた。
水に濡れても大丈夫なナイロン素材の物。
虫除けネットも良いけど、これだけ暑いと暑苦しい。
虫除けと涼が取れて一石二鳥。
ただ、足元が悪い所で使うのは危ないのでやめた方が良いです。
道中のお花
ニッコウキスゲと薄紫の鈴なりの花が至る所に咲いていてとてもよかった。