山登りがどんどんエスカレートしていく。
どんどんハードになっていく。
最初は登り2時間程度の山でもビクビクしながら登っていたのが、最近では4時間5時間当たり前になってきて、20km以上歩いていたりする。
よりハードな方に、より危ない方に行きたがる。
大抵いつもソロ(単独)だし、危ない傾向だよなぁって思うんだけど、ソロだからこそ生ぬるい山登りしたくないっていうのもあるし。
だからヘルメット被ろうと思った。
クライミングと呼ぶ様なレベルじゃないにしろ、岩場やガレ場、痩せ尾根なんかはそれなりに危険を伴うし、そういう所に好んで行きたがるし。
ところが、ネット上で見る限り、ヘルメットに関しては結構否定的な意見が多い。
「その程度のコースなら必要ない」
「ヘルメット被っていても落ちれば(落石が有れば)死ぬ」
とか。
あと、自転車用、作業用ヘルメットは登山では使えないとか。
うーん、果たして本当にそうなんだろうか?
人間って結構呆気なく死ぬんだよね。
階段で転んで死ぬ事だって有るんだし。
どうして「必要無い」って言い切れるんだろう。
どうして「どうせ死ぬ」って断言出来るんだろう。
意外にそう言っている人こそ、何の根拠も無く自分は大丈夫だと確信して本当に死ぬ事は意識していない気がする。
あと、登山用じゃないヘルメットが良いか悪いか。
強度や求める性能、満たされる安全基準が違うのは当然として、でも「ノーヘルよりはずっとマシ」なんじゃないの?
自転車用被ってて、実際に落石や滑落で死んじゃったなんてケースは聞いた事ないし。
(その後、自転車の為に自転車用ヘルメットを手に入れたけど、自転車用ヘルメットは山では使えない感じがした。アクティビティ用、スケボーとかスキーとかそういう用途のヘルメットなら代用出来るかもしれないけど、わざわざ新しく買うなら最初から登山用にした方が無難だと思えた。)
何にせよ、僕にはどう考えても「被るに越したことは無い」って思えるんだけど。
あご紐をしっかり固定出来ない安物の作業用ヘルメットだと、滑落した場合に脱げてしまう可能性は高そうだから折角被っていても役に立たないかもしれないけれど。
先日御嶽山で会った山岳ガイドをしている岡田さんも 、これからは一般的な登山道でもヘルメットが推奨されるようになってくるって言っていた。
岩場や鎖場だけじゃなく、滑って転んで頭をぶつけるって事は普段から充分有得る事だから。
結局自分で考えて、自分で判断して、自分で納得するしかないんだろうな。
必要だと思えば被れば良いし、要らないと思うなら被らなきゃ良い。
当たり前の事なんだけど。
僕は仕事でもバイクでもヘルメット被るし、山登りでもヘルメットを被る事に関しては肯定的で抵抗も無いんだけど、登山用ヘルメットって結構高いんだよね。
まぁバイク用に比べればかなり安いし、自転車用だって結構良い値段するんだけど。
お盆は仕事で山登りどころじゃないんだけど。