さて、フルバケットシートにしたのは良いものの、物凄く乗り降りしにくくなってしまって、ちょいとエンジン掛けたいという時に乗り込むのが億劫でたまらない。
というのも、マーチにはクラッチスタートシステムという何ともスバラシイ機能が備わっており、クラッチを踏まないとセルモーターが回らない仕組みになってるから、運転席に座らずにエンジンを掛けるのは不可能。
何でも誤操作防止の為にマニュアル車には義務付けされたものらしいんだけど、そんな間違ってギヤ入れたまま「おっとっと」ってエンジン掛けちゃうバカが何処に居るんだよ。って思ったら、そういえば居たよ。
昔知人がスキーに行った時に、「寒い場所ではサイドブレーキのワイヤが凍結してブレーキ解除出来なくなるから、サイドブレーキは掛けずにギヤを入れておく事」というのを忠実に守り、滑った後に着替えながらひょいとエンジンを掛けたら車が動いちゃって前の車にゴン!ってぶつけたという話を聞いた事が有る。
まぁとにかく、今のご時世でMTの乗用車を運転するのは余程の好きモノか余程の年寄りだろうから、誤操作防止はやむを得ないのかもね。
んだけど、面倒。
自宅の駐車場は2台縦に駐車しているから、後ろの車を出そうとすると前の車をどかさなければいけない。
自宅は角地で生活道のT字路が有るから、通りは頻繁でないにしても近所迷惑にならない為にも邪魔にならない様に素早く入れ替えしなければならず、そうすると入れ替えを行う前に予め2台ともエンジンを掛けておきたい。
そうすると、乗り込んでエンジンスタート、もう1台エンジンスタート、前の車を出す、乗り換えて後ろの車を出す、乗り換えて先に出した車を奥に入れる、乗り換えて後ろに有った車を入れる、っていう作業をしなければならず、そんな事バケットでやってられるか。
前置きが長いけど、つまり、クラッチ踏まなくてもセルが回るようにしたい。
多分、単純にクラッチペダル部分に機械的なスイッチが付いてるだけなんだろ。
それを効かなく(入りっ放しに)してしまえば良いんだろう。
クラッチペダル部分を覗き込んでも、スイッチらしき物は良く見えない。
ネットで「マーチ クラッチ キャンセル」等で調べてみると、簡単に出てきた。
やっぱりクラッチペダルの上部にスイッチが有って、そのコネクターを使って非常に簡単にキャンセル出来るみたい。
短めの電線の両端に平形の端子を付ける。
これでスイッチ回路をジャンパー(短絡)させてしまう。
運転席のフロアからクラッチを覗き込むと、ブラケット(金具)の上の方に茶色いコネクターが見える。
それを引っこ抜く。
奥まっていて良く見えないし、抜け防止の爪が有るので作業しにくい。
抜いた茶色いコネクターに、先ほど用意したジャンパー線を差し込んで終わり。
ブラブラさせておくと誤作動(エンジン不動)しかねないので、適当な所に固定しておく。
スイッチとは関係無いけど、クラッチペダルのブラケットって薄い鋼板をプレスした物でかなり貧弱で、手でペダルを押すだけで変形するのが分かる。
コストや軽量化の問題だろうし、実用上問題は無いんだけど、操作時のフィールにはかなり影響しそうな気はする。
さて、ギヤがニュートラルなのを確認してキーを回すと、エンジンが掛かった。
これは便利。
以前から、雨の日の車の入れ替えとか億劫だったんだよね。
クラッチのスイッチは単純にエンジンスタート時にしか使っていない様なので、走行中に「クラッチ踏みっぱなしで異状です」などとどうにかなってしまうような事はないみたいだ。
ただ、ニュートラルになっているのを確認する癖はつけといた方が良い。
僕はギヤを入れて駐車しておく様な事はまず無いけど、マーチの1速ってとても低いからエンジン掛かったらそのまま走っていってしまうかも。
っていうか、最初からニュートラルでセルが回る構造にしてくれれば良いのに。
あとは運転席にアシストグリップが有れば言う事無いんだけどな。
