先日壊れた熊鈴を修理していて、ふとネットで熊鈴について検索してみたんだけど、そんな中で
「熊鈴無意味派」
の意見が目立ったのが気になった。
鈴の音が熊に対して効果が有るのか?
熊は警戒心も強く、嗅覚も人間よりずっと鋭いから熊の方が避けるとか、まあそんな感じ。
闇雲に否定する人も居れば、登山者が多い所では必要ないという人も居たりするけど、そういう記事を読むと肯定的な意見はかなり少ない。
まぁ、バッシングされるのを避けているっていうのも有るだろうけど。
確かに、僕の経験した山で言えば、夜叉ヶ池や御在所岳といった、熊と遭遇する確立はほとんど0パーセントに近い場所でもチリンチリンさせている人は多い。
かくいう僕もチリンチリンさせていた。
僕は熊鈴に関してはさして苦にならなかったから、そういう意見が多い事にちょっと驚いた。
僕はソロで行動することが多くて、しかも登山者でごった返す様な山はなるべく避けたいって思う様な人間なので、鈴は携帯する様にしてる。
ひっそりとした山の中で獣の声やガサガサいう音が聞こえたり、登山道付近の岩を掘り起こした跡が有ったりすると、チリンチリンだよ!チリンチリン!
あと、登山者に僕の存在を気付かせるという意味でも鳴らす時がある。
不意に出くわしてお互いに「おぉっ!」って驚いたり、ぜぇはぁ言いながら自分の足元しか見ていない登りの登山者が僕の目の前に来て「おぉっ!」って驚かれたり、遅いのにちっとも道を譲ってくれない先行者にそれとなく「後ろ詰まってます」って知らせてみたりとか。
だから、鈴にミュート機能が有るのは便利。
まぁ、それでも登山者がひっきりなしに歩くような登山道とか、登山道以外の場所でチリンチリンと鳴らされるのもうっとおしいのは分かる。
逆に、登山道を歩いている時は、熊鈴もまた登山の雰囲気を味わう為のツールの1つというような気持ちも分からなくも無い。
だから、熊鈴完全否定。鈴鳴らすくらいなら会話で充分とか、ホイッスルとか、匂いとかで充分とかいう意見もどうなのかなって思う。
それはそれで迷惑な気がするし、そもそも「登山道」を歩く限りはどうしたって人間と会わない訳にはいかない。
自然とは言っても、結局そこは人工の道なんだから。
そこで人工的なものを排除しようとしても無理がある。
そういう僕も、そういうのが嫌だから登山者が少ない静かな山を好むんだけどさ。
登山ブームで登山者が増えれば登山用品を手に入れやすくなったり、安価に買えたりするメリットは有るんだけど、どこもかしこも登山者だらけっていうのもちょっと興醒めしちゃう。
幸い、僕が住んでいる辺りはまだ比較的静かな山も残っているから、僕は恵まれているんだろうなぁ。