- この女/筑摩書房
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★★★★☆
震災後15年して見つかった小説。そこにはある青年と彼の人生を変えた女の姿が。釜ヶ崎の地をめぐる陰謀に立ち向かう彼は、小説の作者でもあった。冒険恋愛小説。
レビュー
冒険恋愛小説なのかどうかはちょっと微妙だけど、面白い。
森絵都の小説はかなり綿密に取材している様で、そつが無くて安心して読める。
自分とは無縁の世界だし、自分とはあまりにかけ離れたキャラクターなので、以前ならさして面白くなかったと思うけど、今読むと面白い。
面白いけど、絶賛するほど何か強烈に訴えかけるものが残らなかったから、★4つ。
- ライアの祈り/小学館
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★★☆☆☆
35歳バツイチ。恋に臆病な桃子の前に現れたのは何とも不器用な考古学者。遙かな時を超えて愛の絆が甦る…
レビュー
帯のあらすじを見て面白そうだなって思って読んでみたんだけど。
まず、考古学者が全然不器用じゃない。
もっと偏屈で不器用で小汚くて良いんじゃないかと思うんだけど。
難なく洒落たデートプランが立てられる時点で不器用とは思えないんだけど。
桃子(主人公)の秘密もあっけなく予想出来てしまうし、最終的な展開も予想通り。
元々がファンタジックな要素が絡んでいるからリアリティ云々というストーリーではないんだけど、フィクション感がぬぐえないというか、物語を読まされている感がつきまとってイマイチ入り込めない。
大人が主人公だけど、大人の恋愛の雰囲気ではなくて、この設定の必要性があまり感じられない。
ドロドロした展開を期待してるという訳じゃなくて、その辺りをもう少し上手く生かせたらもっと面白かったのにな、と思う。