僕のマーチは標準の鉄ホイールに標準サイズのタイヤ。
少し太めのアルミホイールが欲しいって思うんだけど、ほぼ新品のタイヤがついていて、新品のタイヤを捨ててまで新しいホイールを買うのももの凄くもったいないです。
さらに、ちょっと頑張って走らせてみたところ、この165/70-14といういかにのチンケなサイズ(しかもエコタイヤ)のくせして、意外に結構踏ん張るのです。
結構どころじゃないです。相当踏ん張ります。
完全ノーマルの足回りに、標準サイズのタイヤのくせに、破綻する様子が全くありません。
破綻どころか、「キー」すら言わない(スキール音)。
70扁平なのに、フワフワした落ち着きの無さもなくて、安定感有ります。
という事は、これ以上のタイヤを望むのは、もう完全に見た目だけ。
それもムダだよなぁ。
って、言いながらも、このノーマルのタイヤをもう少し何とか見栄え良く出来ないかと考えたのが、
タイヤとホイールはこのままで、「外側に出したい」
って事。
通常は太いサイズのホイールに変更した結果としてそうなるんだろうけど、僕は太いタイヤは要らない。
なので、今のタイヤだけ外に出したい。
世の中にはそんなワガママを聞いてくれる素敵なツールが有るのです。
ちょっと、というか、かなり分かりにくいですが、車体に対してリヤタイヤが内側に引っ込んでます。
街行く車を見れば分かると思いますが、マーチに限らず安価な車種のベーシックなグレードは大抵こんなもの。
オプションのアルミを履いているとマシなんですが、そのままだと安っぽさ倍増で格好悪い。
これを、ホイールはそのままに、外側に出してやろうという事。
手っ取り早いのは、ホイールスペーサーと呼ばれる「噛まし物」を使う事。
ハブ(ホイールの取り付け部)とホイールの間にこのスペーサーを入れて、スペーサー分だけ外側に出すという物。
ただ、このホイールスペーサーだと限度が有ります。
ハブボルト(ホイールを締め付けるネジ)はそのまま使うので、スペーサーの厚み分、ホイールの締め付け代が短くなってしまいます。
5mmを超える様な厚みは使わない方が良いかも。
で、もっと大幅に変化させるには、ワイドトレッドスペーサーという物を使うらしいです。
これはスペーサーにハブボルトが生えている様な物。
元々のハブボルトでこのスペーサーを固定し、スペーサーに付いているハブボルトでホイールを取り付けるという物。
便利な物が有りますね。
ネットで探すと結構安くで手に入りそうだし、ワイド・トレッド・スペーサーに決定!
って思った所、良く調べるとこのワイド・トレッド・スペーサーにも盲点が。
スペーサーの厚みによっては、スペーサーの外面よりもハブボルトが出っ張ってしまいます。
アルミホイールの場合は取り付け面に逃げが有る場合も有りますが(裏側がヘコんでる)、鉄ホイールの場合はほとんど逃げが有りません。
つまり、スペーサーからハブボルトが出てしまうと、ホイールが取付できなくなります。
注意書きに「鉄ホイールには使用できません」と書いて有るのはこの為みたい。
だけど、要は外面からハブボルトが出なければ良い訳です。
つまり、スペーサーの厚みがハブボルトの長さ以上に厚ければ良いのです。
マーチのハブボルトの長さを測ると、24mmくらい。
25mm厚のスペーサーなら、ハブボルトが飛び出す事は無いはず。
標準状態だと、フェンダーからタイヤ側面までが約25mm。
はからずとも、丁度ツライチになります。
本当はもう少し余裕を見て15mm位にしたかったんだけど、仕方が無いです。
もう1つ、これは必須ではないんだけど、ハブ径を合わせたい。
ハブ径というのは、スペーサーの内径寸法。
ドーナツ状の、穴の大きさの事。
ハブというのはホイールの取り付け部分全体を指して言うと思うので、正確に言うと「ハブの真ん中の出っ張りの寸法」って事なにるのでしょうけど、面倒なので「ハブ寸法」って言ってるんだと思う。
ハブ(ホイールの取り付け部)には真ん中に出っ張りが有って、この出っ張りの寸法がメーカーや車種によって異なるのです。
普通は大きめの穴が空いているのですが、ちょっと良い物になるとメーカーの寸法に合わせてあって、ガタ無くピッタリ取り付け出来る製品も有ります。
25mmもオフセットさせるのですから、ここはやっぱりピッタリのスペーサーを使ってしっかり固定したい。
マーチのハブ寸法はφ60mm。
でも、この60mmっていう寸法がなかなか有りません。
やっと中古で1つ見つけたので、買ったみました。
作業としてはジャッキアップしてホイールを外してスペーサーを付けるだけです。
では、早速、って取り付けようとした所、どういう訳かハマりません。
何でだろう?
おかしいなぁ。
ハブが錆びてる様子も無いし・・・
って所まで考えた時に、思い出しました。
日産にはφ59mmのハブが有った
って事を。
スペーサーの内径をノギスで測ってみると、見事に59mmです。
マーチのハブよりも1mm小さいので、そりゃハマらない訳です。
オークションの説明には60mmって書いて有ったのに!って思っても時既に遅し。
スペーサーにメジャーをあてがった画像がありましたが、良く考えてみたらネット上の画像で、しかもメジャーで計ってたら1mmくらい誤差の範疇です・・・orz
外したホイールをいそいそと戻します。
どうしてマーチのパーツではこうもドツボにハマるのでしょうね。
でもまだ手が無い訳では有りません。
φ59mmなら、φ60mmに広げてしまえば良いのです。
旋盤を使って1mmだけ切削し、内径をφ60mmにするのです。
こんな事なら中古で高い金出さなくても、最初からハブ径φ59の新品を買えば良かった。
ホイールを外し、代わりにこのスペーサーを固定します。
そして、このスペーサーについているボルトを使ってホイールを固定するという代物。
ハブ径φ60のつもりで買ったのにφ59だったので、旋盤で1mm削ってφ60にしてあります。
こんな事なら、わざわざ中古で買う必要なかった。
さて、こんな紆余曲折を経て完成した厚み25mm、PCD100、ハブ径60のワイドトレッドスペーサー。
ここまで作り上げて、ふと気付いたんだけど、
ちょっと待て。
25mmも出したらフェンダーに当たるんじゃね?
タイヤを25mm外に出して、フェンダーとツライチ。
って事は、サスペンションが縮んだらタイヤがフェンダーに当たるんじゃないの?
ノーマルのサスペンションだから、結構ストロークするはず。
縮んだ時に、タイヤがホイールアーチの中に逃げられなければ、当然フェンダー直撃ですよね。
ハブボルトをかわす事だけ考えていて、こんな初歩的なミスをうっかり見逃してました。
フェンダー部分は10mm位の厚みが有るので、それをかわす事を考えると標準状態でもさほど余裕が無いんじゃないかな。
純正オプションのアルミホイールで精一杯ってところ?
よく大径ホイール履いてツライチにしている車を見かけますが、アレってサスが沈んだ時に当たらないのかな?
ダンパーもガチガチにしてるんでしょうか。
それこそ見た目だけの代物になっちゃいそう。
フェンダーに当たりそうだという事と、ワイドトレッドスペーサーはドラムブレーキには使用するなという注意書きが有る事から、今回はやめることにしました。
折角買って、加工までしたのに勿体無い。
こんな事ならペダル買った方が実用的で良かったのに。
あぁ、勿体無い。
そんな訳で、今回マーチでトホホ初体験です。
換えるなら、純正オプションのホイールかもしくは相当品を使うのが良さそうですね。
でももういいや。
当分足回りは触らないもん。
次はペダルを何とかしたいです。
配置が悪くて、ヒール&トゥがやりにくいです。
MTのマーチを元気に走らせるには、ヒール&トゥは必須だよなぁ。

