マーチのタコメーター
インテリアの項目でも書きましたが、マーチにはタコメーターが有りません。
後期型(マイナーチェンジ後)のMT(マニュアル)車には付いていますが、古い年式だと有りません。
僕の買ったマーチにも有りません。
まぁ、タコメーターなんて社外品がいっぱい売ってるし、5千円も出せば充分買えるんじゃねーの?
って気楽に考えていたのですが、実はマーチは結構厄介で、汎用のタコメーターをそのまま使うが出来ません。
エンジン回転数の信号を拾う所が無いからです。
危ねー。うっかり汎用メーター買ってハマる所だったよ。
詳細はこの辺りを参照して下さい↓
http://www.nscs.co.jp/NS/defi/car/ak12.html
それで、色々調べてみた結果、タコメーターを付ける方法としては、
・ タコ付きの純正メーターASSYと交換する(グレードによってタコ付が存在するらしい)
・ NISMOのマーチ用メーターASSYと交換する
・ K12マーチ用対策部品を使って汎用メーターを付ける
・ 頭の中でメーターを思い描く
といった所でしょうか。
頭の中で思い描くのが一番安上がりだし、取り付け作業も面倒臭いし、結局付けたは良いけどそうそう注視する物でもないんだけど、とりあえず一度エンジン音と回転数を感覚的に一致させないと思い描けませんよね。
純正メーター、NISMOメーターの場合は、前期型、後期型での互換性が無い様なので注意が必要です。
純正メーターは比較的安いけど、それでも中古で1万5千円くらいするのと、確実に使えるのかどうか分からないという事、オドメーターが変ってしまうという事などから断念。
NISMOメーターは更に高いのでハナから却下。
結局、丁度K12マーチに付けていたという汎用メーターの中古品が安く出ていたので、それを買う事にしました。
手に入れたのは、大森のタコメーターと、K12マーチ用対策部品。しめて3千円也。
この値段が決定的。いやー、安くて良かった。
φ45と、可愛らしい小振りなメーターですが、マーチのインパネにデカデカと社外メーター付けるのもちょっと大人気ないので丁度良いんじゃない?
マーチで使っていたメーターですから、当然ウチのマーチでも動くはず。
なんて安易に考えていたんだけど・・・
取り付け作業
取説を見ると、配線自体はとても簡単です。
電源(ACC)と、アース、夜間照明用のイルミネーションに、回転信号線の4つだけ。
ところが、回転信号の配線の取り回しが大変。
ECU(エンジン・コントロール・ユニット/エンジンを制御するコンピュータ)から信号を取るのですが、マーチの場合はECUがエンジンルームに有ります。
信号線を引くには、エンジンルームから室内へ配線を引き込む必要が有ります。これが厄介。
回転信号の位置はこの辺りを参照して下さい↓
http://pivotjp.com/download/img/pdf/rpm-signal.pdf
日産の中のマーチの中の、車種型式K12、エンジン型式CR12DE
まずは左右のAピラーのカバーを外し、インパネ上部のカバーを外す。
これらははめ込んであるだけなので、工具無しで簡単に外れます。
ECUはエンジンルーム向かって右の奥に有ります。
ECUの上部奥側のコネクタから信号を取り出しますが、奥まった位置にあるのでこのコネクタのカバーを取るだけでも大変。
既にもうやる気が半減です。
車内への配線引き込み用の穴もECUの奥に有るのですが、ゴム製のシール部材とテープで密閉されています。
テープをほどいて配線を通し、再度テープで密閉するのが一番確実かつスマートな方法なのですが、エンジンルームの奥まった場所なので作業が著しく困難。
ECUなどの邪魔物を取り外せば出来なくも無いですが、面倒なのでゴムシールをめくってボディとの隙間に電線を通そうかな。
と、思ったのですが、もし電線の被服が破れてアースしたらどうなるんだろ?
なんせECUですよ。そう考えるとちょっと恐ろしいので、妥協点として、ゴムシールを突き破って配線を通す事にします。
それでも作業がしにくくて面倒。
結局グローブボックスを外して作業する事に。
なかなかまとまった時間が取れず、ここまでにかなりの日数を要しています。
既にもうやる気激減ですが、なんせタコが無い事には話しになりません。
さて、電線を通したら、結線です。
通常はECUからの配線を分岐して回転信号をもらえば良いのですが、マーチのMT車の場合はそのまま回転信号が出ていない様なので、対策部品が必要です。
「対策部品」というと何だかもの凄い部品みたいに思えるのですが、良く見るとトランジスタみたいな半導体部品が配線の途中に1つ噛ませてあるだけみたい。
弱電に詳しい人なら自作出来そうですが、僕は良く分かりません。
アースはインパネ上部に取る所が有ります。
ACC電源、イルミネーションはオーディオから。
配線を済ませてエンジンを掛けてみますが、あれれ?メーターはピクリともしませんよ。
配線を確認しましたが、間違っている様子もありません。
どうもECUからの信号線の取り出し方に問題がある様です。
あぁ面倒臭い。こんな事なら、多少高くてもタコ付き純正メーターASSY買えば良かったと思えなくもありません。
もうすっかりウンザリしてますが、タコが無いMT車なんてタコが入っていないたこ焼きみたいなものです。
気力を振り絞って問題解決すべく取説をもう一度良く読むと、同梱されている3cmほどの金具を用いてECUのコネクタ部から信号を取り出すと書いてあります。
ですが、その様な部品は見当たりません。
仕方なく、ECUに差し込む配線を細くしたり、太くしたり、ハンダ付けしたり、市販のカプラ用金具を使ってみたりしましたが、ことごとく失敗。
どうやっても動く気配が無いので、仕方なくECUのコネクタを抜いて、コネクタの端子部分がどの様になっているのか調べてみる事に。
コネクタは不用意に外れないようにロックされる機構になっています。
無理やり引っ張っても抜けないので注意。
エンジン・コントロール・ユニットですから、壊してしまうと当然エンジン動きません。
外してみると、コネクタには凄く細い穴が空いているという事と、コネクタの長さが3cmほど有るので、それ以上の長さが無いと端子部分に届かないという事が分かりました。
どうも、コネクタの未使用個所に使われている保護用の絶縁プラグを目安にしていたから、太過ぎたみたいです。
かなり細めにして、35mmほどの長さにして差してみると、ようやくメーターが動作しました。
電線を差してあるだけなので物凄くいい加減な処理ですが、コネクタが細か過ぎて上手く処理出来ません。
とりあえずちゃんと動いているみたいなので、カバーを戻し、配線の処理をして完了。
あぁ、長かった。
これでやっとエンジン回転数が分かりますよ。
長々とした文章で読むのもウンザリでしょうが、これを四苦八苦しながら数日間かけてやってた僕が一番ウンザリだよ。
インパネ右上に付けたタコメーター。
大森メーター製ですが、大森メーターって倒産したとか。
φ45mmなので控えめな大きさ。
購入品はメーターと配線しかなかったので、メーターブラケットと取付金具は自作しました。
安かったけど、結構手間が掛かって面倒です。
まぁでも、とりあえず3千円でタコが付いたので良かった。
夜間照明色がツマミで無段階に変えられるという、なんとも微妙な機能付き。
とりあえずインパネと同じ色に合わせてみましたが、昼間だと分かりませんね。
マーチのECUはエンジンルーム内にあります。
バッテリーの後ろ。サスペンションの根元付近。
ECUの上部奥側のコネクタから信号線(青い電線)を引いて、ECUの奥にあるケーブル引き込み用の穴から室内へ。
もう2度とやりたくないので、電線はかなり余裕を見てます。
コネクタの取り出し部分が不安定なので、簡単に変更出来るようにギボシ端子で先端だけ取り外せるようにしてますが、今のところ大丈夫みたい。
作業を行う場合は自己責任でお願いします。
個人の日記的ブログですから、不正確な情報が含まれているかもしれません。
この記事を参考にして被害を被っても、当方は一切責任を負いません。
結果
さて、実際に運転しながら様子を見てみると、実は今までかなり回していなかった事が判明。
「ちょっと頑張って加速してみた」っていうので3000回転くらいしか使ってません。
流して運転するレベルだと2000回転くらいしか回してなかった様です。
1200ccでも意外に低回転使えるんですね。
ノーマルのマーチだと恐らくレッドは6500回転くらいでしょうから、6000回転位までは充分回せるとして、実に半分くらいしか使っていなかったという事に。
それでは本気で回したらどんなものか、試しに5000回転くらいまで回してやると、とんでもない加速しますよ!
マジかて。
恐くて引っ張りきれない。
おかしいなぁ。これ、ただのマーチだよね?
そりゃあATならタコメーターなんか要らない訳だよ。とても6500なんて回せないんだから。
ちなみに、タコメーターを見る必要が有る時って結構頑張って回している時で、そうすると結構な勢いで走っている時なので、やっぱり視認性は良いに越した事はありません。
φ45では小さ過ぎて良く見えません(老眼とちゃうで)。
まぁ、純正のメーターも視線を移さないと見えないので、視認性に関しては似たり寄ったりだとは思うけど。
いやー、改めてマーチ凄いです。
まさかベーシックなマーチごときにビビるとは思いませんでした。
ポテンシャルをフルに発揮させたら、免許が無くなるか、命が無くなりそう。
とりあえずエンジン回転数が把握出来る様になったので、しっかり走ってみて走行フィールを検証してみることにしますが、あまりに速くてちょっと自信無くなった。


