架空の球を追う / 風花 | シングル・スマイル ver ブロぐ 最近なんだかストリングスでヤッホー!

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書店に行けばちょっと気になる小説は有るんだけど、その都度買っているとまたBOOKOFFのお世話になるハメになるので、なるべく図書館に行く様にしているんだけど、そうそう都合よく読みたい本が手に入る訳でも無いです。

代わりに、意図していなかった本を読む事になったりもするんだけど。

架空の球を追う

★★★★☆


内容(単行本なのであらすじは有りません/amazon紹介文より)

やっぱり罠にはまった。そんな気がする。ふとした光景から人生の可笑しさを巧妙にとらえる森絵都マジック。たとえばドバイのホテルで、たとえばスーパーマーケットで、たとえば草野球のグラウンドで、たとえばある街角で…人生の機微をユーモラスに描きだすとっておきの11篇。


レビュー

妙齢の女性が主人公の、短編集。

冒頭の、タイトルにもなっている「架空の球を追う」という短編を覗いてみたら面白かったので借りました。

大体が、中年世代の女性にまつわる話ですが、それが妙に面白くて興味深いです。

世の奥さんはこんな事考えてるのかなって。

僕が特に面白いと思ったのは、

「架空の球を追う」

「夏の森」

架空の~は、少年野球を見守るお母さん達の会話が面白い。実際は、もっと真剣にやってると思うけどね。

夏の森は、お母さんの考え方が可愛らしくて、でも息子や旦那の冷めた客観的な意見が対照的で面白かった。

あとは、あまり日常的ではないけど「彼らが失ったものと失わなかったもの」の顛末が良かった。

どうせなら、一般的で日常的なコテコテの主婦像ばかりにしてもらった方が僕は面白かったけど。




風花

★★★☆☆


内容(単行本なのであらすじはありません/amazon紹介文より)

日下のゆりは33歳。システムエンジニアの夫の卓哉と結婚して7年。平穏な日々が、夫に恋人がいるという一本の電話で破られる・・・。何気ない日常の中で、色あせてゆく愛を描く長編恋愛小説。

レビュー

以前から読もうかどうしようか悩んでた小説なんだけど。

平穏な生活を送ってきた夫婦、旦那の浮気、そういうのって小説でもありがちだし。

ハラハラする訳でもなく、ドキドキしたりときめいたりする訳でもなく、この著者らしく淡々と話が進みます。

ただ、判断力や行動力が鈍いのゆりは僕自身と似た所があるし、卓哉にも通じる所があるし、そういうメインとなる登場人物に違和感を感じなかったのは良かったと思う。

それでも、読んだ後にスッキリしないというか、なんとなく後味の悪さが残った。