寂しい子供を放ってまで見ていたDVDっていうのは、
今更感はありますが、レンタルでもようやく普通に借りられる様になったので。
森博嗣原作、押井守監督の長編アニメーション映画です。
僕は原作の小説を読んでから映画を見たんだけど、映画のプロモーション映像を見た時に既に映画館で見るのはやめようと思ってました。
CGで描かれる飛行機はリアルで美しいです。まるで本当に飛行機が飛んでいるみたい。
でも、僕が見たいのはそういうものじゃないんだと思う。
同じ飛行機モノだと「紅の豚」が思い浮かぶんだけど、アレは正にアニメーションですよね。宮崎駿監督ならではの、リアルっぽいけどちょっと有り得ない感じの。大体、飛行機飛ばしながら物を投げあうって有り得ないし、戦闘機に放り投げても構わない様な物なんて1つも載って無いと思うし、でも「それで良い」って思わせてしまう、あの感じ。
僕は宮崎監督の作るアニメーションの、あのアナログ感がすごく好き。「紅の豚」に限らず、「風の谷のナウシカ」でメーヴェが疾走する感じとか、バカガラスが戦闘するシーンとか。
CGが悪いって言いたい訳じゃないです。
でも、寸分の狂いも無くキッチリし過ぎたCGは隙が無いんです。
音楽でも打ち込みのドラムに違和感を感じるように、アナログ的なアニメーションは、その微妙な隙というか揺らぎというか、そういうものがしっくりくるんだと思う。
映像以外でもう1つ気になったのは、みんな「スカイクロラ」から何のメッセージを受け取るんだろうか?って事。
小説で描かれていた、歳を取らない少年達の生きる事への閉塞感とか、空に対する渇望とか、そういう感じは今1つ出てなかった様に思えます。
あの映画を見て、みんな何を思うんだろう。
押井監督の言う「今の若者に対するメッセージ」って何なんだろう。
ただ、「散香カッコイイ」で終わってしまわないんだろうか。
僕は「紅の豚」が見たくなったよ。
あと、戦闘機じゃないけど
のラストの飛行シーンも結構好き。