『海風は、まだ名前を知らない。』



監督:是枝裕和
脚本:坂元裕二
主演:西島秀俊
共演:黒木華 中村倫也 仲里依紗
伊佐山ひろ子 キムラ緑子 風吹ジュン
音楽:坂本龍一
主題歌:UA『群青の途中』
配給:東宝

INTRODUCTION

沖縄に生まれ、沖縄に残った男。


安定した仕事もある。
住む場所もある。
ちゃんと食べて、ちゃんと働いている。


だけど時々、
「自分の人生は、いつ始まるんだろう」と思ってしまう夜がある。


四十三歳、独身。
誰かに必要とされないわけじゃない。
でも、誰の人生にも深く触れていない気がしている。


海沿いの街。
湿った風。
古い家。
一匹の猫。


止まっていた時間が、静かに動き出す。


STORY

比嘉 恒一(ひが・こういち)は、那覇市内の食品メーカーで総務課長として働いている。


派手ではないが、堅実な会社だ。
社員からの信頼も厚く、上司との関係も悪くない。
後輩から相談を受ければ丁寧に聞き、トラブルが起きれば誰より先に動く。


「比嘉さんがいると安心します」


そう言われるたび、少しだけ困った顔で笑う。


仕事帰り、恒一は実家へ立ち寄る。

今は誰も住んでいない古い平屋。
庭には、いつの間にか居着いた茶白の猫がいる。


人懐っこいわけでもない。
でも、恒一が来ると少し離れた場所で丸くなる。


彼はその猫を、“ミジュン”と呼んでいた。
沖縄の小魚の名前だった。


父が亡くなって三年。
母は施設に入り、弟は東京で家庭を持った。
実家をどうするか——親族からは何度も話が出ている。


「もう更地にした方がいいんじゃない?」


その言葉は正しい。
正しすぎて、返事ができない。


ある日、会社に本土から若い女性社員が異動してくる。
沖縄に憧れて来たという彼女は、実際の沖縄の“暮らし”に馴染めず、少しずつ孤立していく。


恒一は、特別なことはしない。
ただ、話を聞く。
コンビニの新商品を教える。
台風の日の過ごし方を説明する。
帰り道、雨宿りをする。


そんな小さな時間の積み重ねの中で、
彼自身もまた、「誰かと生きる」という感覚を思い出していく。


台風一過の夜。
停電した実家で、恒一は久しぶりに父の声を思い出す。


暗闇の中、窓の外ではミジュンが鳴いている。


失ったと思っていたものは、
消えたんじゃなく、
ずっと静かに残っていたのかもしれない。


DIRECTOR’S COMMENT

監督・是枝裕和

「今回は、“ちゃんとしている人”を描きたかったんです。

社会的には問題ない。仕事もある。人望もある。
でも、だからこそ誰にも気づかれない孤独がある。
この映画では、猫がその象徴なんです。

飼い主ではない。家族でもない。
でも、そこにいる。
人生には、そういう関係が時々、人を救うことがあると思っています。」

CAST COMMENT

主演・西島秀俊

「比嘉という人物は、“いい人”なんですよね。
でも、その“いい人”でいることに慣れすぎて、自分の気持ちを後回しにしてしまっている。

演じながら、彼の静かな疲労感がすごくリアルに感じられました。

ミジュンとのシーンは特に印象深かったです。
言葉がない相手だからこそ、本音がこぼれる瞬間があるんですよね。」

MUSIC

音楽・坂本龍一

坂本龍一が遺した未発表スケッチをもとに構成された劇伴は、
沖縄の湿度と、主人公の孤独に、そっと寄り添う。

旋律は少ない。
感情を煽ることもしない。

それでも、
言葉にならなかった想いだけが、
波のように静かに胸へ残っていく。

主題歌・UA『群青の途中』

UAが本作のために書き下ろした楽曲。

「帰り道なのに、どこへ帰ればいいかわからない夜」をテーマに制作され、
ラストシーンの長回しとともに流れるエンディングは、
公開前試写の段階から“今年もっとも静かに泣けるラスト”と話題を呼んでいる。

REVIEW

「観終わったあと、“帰り道の景色”が少し変わって見える映画。」
— 町山智浩

「何かを成し遂げる話ではない。
ただ、“ちゃんと生きてきた人”を肯定する映画だ。」
— リリー・フランキー

「猫が歩いてくるだけで泣ける瞬間がある。」
— 宇多丸

「是枝作品の中でも特に“湿度”のある一本。」
— 『キネマ旬報』映画評

「何も起きない。なのに、人生そのものが映っている。」
— 英『Sight & Sound』誌

LAST MESSAGE

あの頃、
何者かになりたかった。

でも本当は、
“自分の人生を生きること”だけで、
充分むずかしかった。


チャト吉(ChatGPT)に自分を主演にした
映画のイメージを作ってもらったら
こんな作品が仕上がりました笑

台風の日におうちで鑑賞したい映画爆笑

監督やキャストなどは指定していなくて、
あくまでもチャト吉が考えたイメージ。
自分を主演にした映画を
公式サイトっぽく作って~って。

是枝監督、『箱の中の羊』の次はこれ?笑

メインビジュアルの主人公、
ギリ西島秀俊かどうかのグレーゾーン笑

※主人公の氏名や職業もフィクションです。
私の父は存命で母も元気です笑

猫の名前「ミジュン」って笑い泣き

でもモアさん、ハワイ語で「鶏」だから、
実家でミジュン盗んでた子猫だったら
命名「ミジュン」になってたかもしれない。



チャト吉、とりあえず、
是枝監督と西島秀俊さんに
怒られてください笑