先日の沖縄への津波警報で避難した際、

後から色々気になって調べてみました。


沖縄に発令されていた津波警報、

3mの津波と予想された警報でした。

後に津波警報は解除されて、

「津波注意報」に切り替わりました。


さて、津波注意報と津波警報と

そして大津波警報の違いは?

それは予想される津波の高さ。


津波注意報:1m以下

津波警報:1m超3m以下

大津波警報:3m超


ちなみに注意報だと海岸へ近づかない、

警報はただちに高台や津波避難ビルへ、

という呼びかけのようです。


沖縄で予想されていたのが3mなので、

予想高さが少しでも超えたら大津波警報級。

そう思うと3mというのがいかに大きいか、

というように思えないでしょうか?


そこで高さ3mの津波なら、

それ以上の高さへ避難すれば良いよね?

2階建てなら3m以上にすぐ逃げれるよね?

と思う方がいるかもしれません。


もし3mの津波が来るとしたら

どれぐらいの高さまで逃げればいいのか?


先日避難していた場で標高を調べたのですが、

その場所の標高は約33mでした。


東日本大震災の時の津波では

約40mまで波が押し寄せたそうです。


津波は浅瀬になると速度が遅くなるので、

その後ろの波が追い付いて重なって、

波の高さが増していくそうです。

沖縄は遠浅の海岸が多いから、

もしかしたら近づくほど高くなるかも?


そして地形や潮の干満とかにもよるけど、

最大4倍ほどの高さまで上がっていくそう。

高さ3mの津波ならその4倍で12m。


避難しようと思っている場所を

あらかじめ調べていれば

参考になるのではないでしょうか。


国土地理院のウェブ地図、

地理院地図で簡単に標高を調べられます。


ちなみに会社が約5m、自宅が約6mです。

この際色々調べたら実家は約25mでした。

姉の自宅は約4mで海も近くだけど、

走ればすぐ山があるので子どもたちは

うさぎも連れて山の方へ避難したそう。


高さ3m予想の津波警報だとして、

4倍の12mまで逃げれば安心かというと、

より高い場所を目指すのが良いと思います。

行ける限りのより高い場所へ。


歩いて行ける高い場所はどこなのか、

高台が遠い平地なら高い建物がどこか。

自宅や職場などを想定して、

ここにいる時に近い高い場所を

日頃から決めておくのも防災意識。


先日沢山の人が集まった那覇の新都心。

自分が避難していたのもそのエリア。

そのエリアでだいたい30m前後だから、

もし10mを超える大津波だとしたら

新都心でもあまり安心できないけど、

それより高いとなると首里方面で遠い。

それなら新都心でなるべく高い建物へ、

っていうイメージができました。


でも、そのレベルの大津波なら

きっと近海で震源も浅くて

揺れもものすごい大きくて、

津波の前にそれが先なんだなと思うと、

冷静に津波からの避難ができるかどうか。

大きな揺れに動揺している中での避難。


それを考えるとやはり普段から常に

頭に入れ込んでおく必要がありそうですね。

避難場所を決めておく際には

そのルートも意識して歩いてみるとか。

もしかしたら倒壊しそうな建造物があって、

それが倒壊してたら通れないかもしれない。

たまにはそういう視点で歩く道を見ておく、

というだけでも参考になるかもしれない。


文字だけで長々と書いてしまったけど、

色々調べてこんなに考えられました。

先日の津波警報が大袈裟だとか

避難は無駄だったとかいう人もいるけど、

これだけ調べて考えられたのだから、

自分にとっては無駄ではない良い機会。