春の沖縄はアーサ(アオサ)や
もずくが旬の季節です。
生の新物はこの時期にしか買えず、
新鮮な香りは新物ならでは。
海藻を使った沖縄料理のうち、
特によく使われるのは昆布。
沖縄では採れないのによく食べます。
この理由は琉球の時代へ遡ります。
中国と交易のあった琉球には
中国の漢方が入ってきていました。
それが欲しい富山の薬売りが琉球へ。
対価として持ってきたのが蝦夷の昆布、
といわれています。
琉球の人々は昆布が気に入ったのか、
今でも年中行事や慶弔の料理には
必ず昆布が入っています。
ソーキ汁など汁物にもよく入ってます。
出汁をとるものではなく食べるもの。
クーブ(昆布)イリチー(炒め)は
刻んだ昆布を炒めた料理。
昆布は採れないけど消費量は多い沖縄。
海藻多めな沖縄料理ディナー作りました。

・もずく酢
・にんじんしりしりー
・千切りイリチー
・ジューシー
・アーサ汁

メインにもなれる人参が主役の料理。
人参とツナと卵のシンプル食材。
味付けは薄めに塩少々。
人参の甘さが引き立ちます。
この春から東京で一人暮らしの姪、
引越してすぐ「しりしり器」買ってた笑
今が旬の県産生もずくはシンプルに。
全国に流通するもずくの多くは沖縄産。
沖縄のもずくは太めでぬめりが強め。
方言では「スヌイ」といいます。
ぬめりの正体はフコイダンという成分。
美肌にも良いのでこのエキスを使った
化粧水やパックなどのコスメもあります。
ジューシーにはひじきを入れています。
入れるかどうかは家庭によりますが、
入れる派が多いような気もします。
今が旬のアオサを使ったアーサ汁。
生のアーサは緑色が鮮やかで香りも良い。
豚ベースの沖縄そば出汁を使用して、
アーサと豆腐と豚肉少々。仕上げにネギ。

千切りイリチーは姉が作ったもの。
昆布、切り干し大根、こんにゃく、豚肉。
(イリチー=炒めもの)
これで昆布がメインになると
クーブイリチーになります。
給食で好きなメニューだったな。
昆布、もずく、ひじき、アーサ。
4種の海藻を楽しみました