沖縄のスクガラスといえば
アイゴの稚魚(スク)の塩漬けだけど、
そのスクを生で食べられるのは
年にわずか数日しかない。

旧暦の6月1日と7月1日に近い
大潮の日に浅瀬にやってくるスク。
生後3日くらいを過ぎると
藻を食べて臭みが出てくるため
それ以前の稚魚が美味とされる。
大量に浅瀬に押し寄せてくるスクは
海人のボーナスとも言われる。

スクは年に数日しか揚がらない上に
足が早いので、生で食べれるのは
もう本当にその数日しかない。

今年の旧暦6月1日、
7月13日にスクはやって来た。

ほんと自然ってすごい。
きちんと旧暦と重なる。
沖縄の人が旧暦に
生活で重きを置くのが分かる。

スクの水揚げで有名な奥武島。
行ってきました。
大漁なので余裕で買えた!


1パック500円から。

ちなみに奥武島まで行かなくても
近くのサンエーでも売ってた。
量は半分くらいで220円前後。
手軽に少量を味わうなら
それでも良いかと思う。

まぁ、奥武島に行くのには
天ぷらという目的もあるからね!


個人的な好みはあるけれど、
橋渡ってすぐのとこよりも
こっちが好きです。




うーん、最高の天気。補正無し。



スクは背ビレに毒があるので、
生で食べるときは酢に浸けて。
20~30分ほど浸けると
とげや骨もやわらかくなる。



醤油とシークヮーサーで和えて
骨も内臓も丸ごと食す。

今回は酢醤油だけでなく、
酢味噌和えにもしてみた。

うーん、珍味。
酒のつまみに最高。

次の旧暦7月1日は
8月11日で大潮なので、
おそらく水揚げされるはず。

ちなみに唐揚げも最高。
塩漬けされているスクガラスは
塩辛いので唐揚げにするのなら
絶対に生スク!!!!



小麦粉を軽くまぶして
高温でカラッと揚げて。
塩ふらなくても美味しいけど
軽く島マースをふって
シークヮーサーを絞って。

めちゃくちゃ美味い酒の肴。
この時期にこれ食べないのは損。
スーパーでも見かけたら
絶対に【買い】な食材です。