のすたるひあ -NOSTALGIA- -2ページ目

神経衰弱ぎりぎりの男たち・地球は君で回ってる

高遠春加/二見シャレード文庫/1999・2000

* * *

電子書籍のダウンロードというかたちで読みました。
今どきの携帯電話には本当に便利な機能がたくさんありますよね。


☆ ☆ ☆

ある朝目が覚めると、見知らぬ男のベッドで寝ていた。
さらに、自分も相手もすっ裸。
それだけならまだしも、記憶喪失になってしまって自分の名前すら思い出せない。
どうなる自分?

医学部五年生・高槻匡一×文学部三年生・七瀬出(いずる)
七瀬視点の一人称で物語は始まります。


「神経衰弱ぎりぎりの男たち」
表題作はカップル成立後の軽い記憶喪失ネタ。
続いて二人の出会い編。
この構成が絶妙です。

「地球は君で回ってる」
二人の初H話に、匡一が有名女優の隠し子だということが明らかになっての大騒動。
前作と同じく、コメディ+どシリアス。


匡一は「コンピュータ」と呼ばれる程の才色兼備の完璧人間。
だけど、三人の親に捨てられたトラウマを抱えている。
色々事情があったにせよ過去は消えることはないから、その傷が完全に癒える日は来ないのかもしれない。

だけど、ちょっとおバカだけど、彼から逃げること無く強く健やかな愛を注いでくれる七瀬が側にいることで、これからも人間らしく生きていけたらいい。


ちょっとだけ気になったのは、七瀬が記憶喪失になってしまった理由。
あれって爆弾抱えてる人相手にずいぶん軽率ではありませんか…


* * *

さてこのシリーズですが、ネット上の書評では三巻目の「最後から一番目の恋」が人気高いんですよね。
匡一の父・俊哉の悲恋の話。

これも早くダウンロード販売しないかしら。

チョコレート密度

崎谷はるひ/角川ルビー文庫/2007

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「ハチミツ浸透圧」「カラメル屈折率」に続く甘いモノ+科学用語のシリーズ、今回は城山先輩のお話です。


☆ ☆ ☆

大学生城山(主人公・受)は「簡単で面倒だ」という犬の世話のバイトを紹介されます。
雇い主は城山も憧れる造形作家、風見(攻)。
言葉少なく厳しい風見にもバイトにも慣れてきたある日、城山は風見に呼び出され誤解から薬を盛られて…

誤解はまったくの八つ当りなんですけどね。
城山は風見にいただかれてしまいます。


Sな攻に振り回されたり精神的に追い詰められたりして、かわいそうなところがかわいい受っていますよね。
これはそんなお話。

生意気にみえて案外素直な元攻の城山をご堪能ください。


しかし、崎谷作品ってよく受が、死ね死ね死ぬ死ぬとわめいている気がします。
口が悪いというか。
それほどたくさん読んでませんが。


あと、挿し絵にも何度も描かれてますが、コーギー二匹(テツ・ヒバナ)が本当にかわいい。

「テツとヒバナは、よく歩く。ふんふんと鼻を鳴らしては地面のにおいを嗅ぎ、気になる草花やすれ違うよその犬に挨拶をしつつ、気が向けば走って、そうでなければうろうろと。」

散歩のときのフレーズですが、なんだか好きです。

銀魂 17巻

空知英秋/ジャンプ・コミックス/2007

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幼い頃は身内の影響か、ジャンプ・サンデー・マガジン(ついでにヤンマガ)の作品ばかり読んでいました。
でも年々新刊発行ペースについていけなくなって、週刊誌連載のものは最近ほとんど買ってません。

これは例外その1。
ギャグマンガとしては結構好きです。


☆ ☆ ☆

あれ、今回シリアスだ。
機械〈からくり〉人形・芙蓉編ですかね。


ある日、ゴミ捨て場で銀さんが見つけた首だけの機械人形。
今江戸では機械家政婦(メイド)が人気と新八から聞くが、ニュースを見てびっくり、それは創造主たる博士を殺したという容疑で追われている「芙蓉」試作機だった。

で、いつもの通り銀さん達万事屋三人組は自分達から事件に首突っ込んでいきます。

娘に永遠の命を与えるとか、娘を甦らせるとか、機械だけの国を創るとか、まあお決まりのキーワードで話は展開。


「娘のためなんかじゃねェ」
「全部自分のためさ」
「さびしかったのは テメーだろ」

「私… 友達が…できたよ 機械じゃない 本当の友達…」


いやあ、銀魂のシリアスはネタがベタなところが良いですね。
おもしろかったです。


残り二回分は年末年始ギャグでした。
清く正しき少年マンガのギャグでした。