私は最愛だった ただ一人の
あの人を忘れられずに 欲張りね
二枚目で背の高い 年下で優しい男に
無理矢理口づけされても
きつくなるだけ
だから気晴らしに 顔を出した
気の合った見合い相手に 思わず
顔や出世だとか 腰の低さに腹立てて
私達お似合いじゃないって
魔法をかけたの
なんだか温かいもの くれたのよ
お断りした電話にも より戻せば
釣り合わないのは 私の方よ
僕は死にませんて 守ってくれたのに
不細工に短い でもその笑顔
トム・クルーズでさえも
勝てやしないの
本当はあの人の 亡骸抱いて
よく似た温もりの誰かを さまよって
控え目で嘘つきな
蜃気楼に見透かされて
あなたを裏切った罪ね
止めなくていいの
別に夢もないし 見栄もないし
傍にいられるだけでいいの
いつまでも 何処までもあの人と
叶わぬなら夢の中で
度々会いに行くけどそれだけ許してね
ほろ酔いロマンチストな 言葉より
不器用なあなたの声に 導かれ
求め合う二人を 似合いの船で
喜びも束の間 飛んで行きたいの
不束な私を あなたの胸で
揺れ動く弱さに そっとごめんね
突然トラックの前に 飛び出して
プロポーズなんて馬鹿ね でも好きよ
釣り合わないのは 私の方よ
あの人を返してなんて せがんだり
小綺麗な指輪じゃ なくてもいいの
五十年後の私も 変わらず愛して