歌い手kemiの日記『2020.10.20 仏と執着』 | 歌い手kemiの奏(singer/songwriter)

歌い手kemiの奏(singer/songwriter)

毎日のことをつらつらと。
今日も唄います。


皆さん、こんばんは。

kemiです。


新曲『ズル』MV

一般公開中です。


↓ 『ズル』MVはこちら ↓




【release information】


kemi 5th single「ズル」

2020.10.28~world配信スタート。


 [収録曲] 

01.ズル

02.カゲロウ

03.嗚呼


all words&music : kemi

all arrangement : 高見博


[special thanks]

◇ movie editting : Hale.(Twitter⇒@Hale_vintage)

◇ recording studio:神宮前レコーディングスタジオ

(engineer:Ryoei Fujiwara)


時に穏やかに
そして時に感傷的に
楽しんでいただけるような
作品になっておりますので

ぜひ お聴きいただけたら幸いです。
さて。

話は変わりますが、

昨夜は祖母の法要が
ありました。

仏教では亡くなってから7日ごとに
法要を行うようで

毎週月曜日の夜
和尚さまがお越しになって
家族で一緒に
お経を読ませていただきます。

祖父や兄は
仏教にも詳しいのですが
それに比べて私は
分からないこと・知らないことが多く

あれこれと
今後の打ち合わせをしたり
てきぱきと動く両親の姿を見ても

自分の無知さに大変
恥ずかしさを感じました。。

身体だけ大きくなってもなお
自分の心だけが
子どものまま
取り残されているような
感じがして

いろいろと考えてしまった次第です。

✳︎

そんな中
仏教のことやマナーについて
いろいろと調べていたところ、
なんともびっくりする言葉を
たまたま目にしました。

仏に逢うては仏を殺し、
祖に逢うては祖を殺せ

一瞬 ぎょっと致しましたが、
意味を理解してからは
なるほどなぁと
思わざるを得ないような言葉でした。

私には
音楽の世界でも
それ以外の世界でも

尊敬する人
憧れる人がいます。

(喧嘩はしますが両親もきっと
その中に含まれていると思います。)

だからこそ、
そういった人が
こういうことを成し遂げたとか、
こういうことを極めていたとか、
そういった話を
見たり聞いたりすると

すごいなぁと
感動する気持ちと同時に

それに比べて私は
本当に何にもできてないな、、、と

勝手に比較して
己の無力感を増大させ
ひたすらに落ちてしまったりすることが
多々あるのです。

尊敬するもの
憧れるもの
愛するもの

自分にとって
身近なもので
そして親しみを感じているものが
キラキラしているほど

それを持っていない
自分が惨めになり
どんどんと虚しくなっていく。。
これは
慕う対象に"執着"しすぎて
自分が引きづられている証拠です。

だからこそ

『仏に逢うては仏を殺し、
祖に逢うては祖を殺せ』

この言葉は
執着を手放し、
これまで身についたものや
学んだものから距離をとり

あるいは時に
捨て去ってしまって

自分の中での
正解を見つけなさい、と
説いているのだと思います。

誰かと比べている限り
執着している限り

自分はいつまでも
そのしがらみの中から
抜け出せません。

永遠に
縛られて生きていく。。


誰にでも
得意なこと苦手なこと
努力をしたらできること
努力をしてもできないことがあって

でも残念ながら
それは人それぞれ
異なるものだから、

いくら頑張っても
自分の敬愛する対象と
全く同じ特徴を持つ人間には
なれません。

だからこそ
あの人はこう言ったけれど
私にはそれはできないから
代わりにこういうことをやろう、とか

あの人のようにはできないけれど
私にはこれがある、とか

相手に執着するのではなく、
自分の良い部分、持っているものを
見つめられるようにし、
認めていく必要があるのだと

そう思います。


慕っている仏様と会ったら
ご先祖様と会ったら

"殺せ"

というのは、

いつまでも人に執着するのではなく、
しっかりと自分と向き合って
自分にできることを行い、

尊敬する方々や物事に
教えていただいたことを

時に応用し、時に打ち壊し、
時に混ぜ合って
自分の身にしていきなさい、という
戒めのお言葉。

あっちに引きづられて
こっちに引きづられて
勝手に怪我をして泣いているような
そんな自分から
早く抜け出したいものです。
簡単なことではないけれど
執着を少しずつでも
手放していきたいと願う

今日この頃でした。

✳︎


それでは今日は

ここまでにします。


最後まで読んでくださり

本当にありがとうございました。


★2020.7.29より

kemi 4th single「一匹狼」

 world配信スタートしています。


 

 [収録曲] 

01.一匹狼

02. 夏の糸

03. 被害妄想


all wordsmusic : kemi

all arrangement : 高見博


[配信ダウンロード&ストリーミング]

https://www.al-mo.net/releases/kemi_ippiki_okami/


[special thanks]

 jacket designYoshino Mitsu

 recording studio:神宮前レコーディングスタジオ

(engineerRyoei Fujiwara)


現代を生きる

たくさんの方々に

聴いていただけたら嬉しいです。


ではでは

おやすみなさい。


希望の夢を。


kemi



 



ーーーーーーーabout kemiーーーーーーー

透き通る歌声で
独特な世界観を創り出す
アーティスト「kemi」。
 "哀しいときには、哀しい歌を。" 
自らのコンプレックスを糧に、
2016年8月より
音楽活動をスタートする。 
 kemiが紡ぎだす純粋無垢な言葉たちは、
嘘偽りのない彼女のココロの叫びだ。

official web site : 

レーベル al+mo  :