kemiです。
蝉がみんみんと
鳴く季節になってまいりましたね。
聞く話によると
どうも鳴くのはオスの蝉だけで
メスに自分の居場所を知らせるための
求愛行動として
行っているようです。
なんだか
たった数日の短い命の中でも
命を繋ぐために
必死に鳴いているのか、
と思うと
いろいろと
考えさせられるような
気がしますね。
私はそんな風に
今を生きれているのかな、と。
最近 自分の心がたまに
仏のようになる瞬間があって
我ながら驚いています。。。
というのも
気にしいな性格ゆえに
小さいことに対して
気付いてしまったり
あるいは
イライラしてしまうことがあり
それがずっと
自分だと思って
抑えて生きてきたのですが
不思議と最近
日中 穏やかでムラがなく
割と落ち着いていることがあり
大げさながら
仏のようだな、、、と
感動したりしています。
笑
かといって もちろん
全てが穏やかに
いられる訳ではないけれども
私の性格や特性が
変わるものではないけれども
一体何がこの心を
多少なりとも
落ち着かせてくれているのかと考えたら
それは
ある一つの言葉を知り
それがきっかけとなってくれてるような
そんな気がしました。
これは
美輪明宏さんが言われた
言葉だそうです。
最初に聞いたときには
そう思うには少し無理があるような
そんな気がしていましたが
きっとこの言葉は
"どんなことでも耐えろ"とか
"ボロボロになるまで頑張れ"とか
そういう意味で使われたのではなく
むしろ
むっとしたり
傷ついたりすることは
仕事をするうえでは必ず
存在するのだから
そういったことを
乗り越えたり我慢してきた分が
お給料として返ってくるんだよ、
という意味で
使われたのだと思います。
それ以来
不思議なことに
仕事中のありとあらゆる場面で
つまりこれも我慢料か。と
勝手にこの言葉が
頭に浮かんでくるようになり、
妙に納得するように
なってしまいました。
例えば
セロテープが
使い切られているのに
芯だけそのまま残していて
交換していなかったり、
ゴミ袋がパンパンに
なっているのにも関わらず
それを縛ることをせずに
その上に無理矢理
またゴミを押し込んでいたり、
トイレットペーパーが
芯だけになってるのに
変えていなかったり、
...どれも些細なことなのですが、
これらの雑な行いに触れるたび
私はどうしても
心が苛立ったり、
次に使う人のことを考えないのかと
小さな正義感に疲れたりしてしまって
どこかでいつも
機嫌が悪い日々でした。
それでも
我慢料としてお給料を
もらっているんだとか、
だからこそ見返りに
お金をいただくのだと思うと
なんか附に落ちる、というか
だから仕事なんだ、というか
辻褄が合う気持ちよさを感じて
どこかで納得したのかもしれません。
なので
私の場合
これは仕事だ、
というスイッチが入ると
割と無心でかつ
穏やかでいられるように
なってきたような気がします。
(その点、プライベートでは
目に見える見返りがないので
心をどのように説得させるかが
今後の課題です、、、)
本物の仏様とは
天と地ほどの差があり
到底届きませんが
こういう
心に留めておく言葉とかを
沢山自分の中に持っておくと
ふとしたときに
楽になったりするのかもしれません。
納得できないことに対して
理由をつけたり
意味をつけたりすることは
難しいことではあるけれど
無駄に疲れたり
ストレスを溜めないようにするためにも
そういったヒントを見つけて
味方につけていきたいなぁと思う
そんな夏の夜のお話でした。
『一匹狼』MV
一般公開中です。
【release info】
2020.7.29~
kemi 4th single「一匹狼」
world配信スタート。
[収録曲]
01.一匹狼
02.???
03.???
all words&music : kemi
all arrangement : 高見博
[special thanks]
jacket design : Yoshino Mitsu
おやすみなさい。
kemi