シンガポールは
教育立国という
シンガポールの国家ビジョンを
現実のものとした国を挙げて
教育制度を磨き上げたこと、
上質な教員の養成に注力したことでしょう。
シンガポールの教育省(Ministry of Education)は
国家予算の2割以上もの資金を
教育に投じています。
比較のために同じ500万人の
人口を持つ福岡県と比較してみましょう。
シンガポールの国家予算(2016):6.1兆円(2016)
教育省予算(25%) :1.5兆円
福岡県の総予算 :1.7兆円
教育予算(18%) :0.3兆円
シンガポールはこども一人あたり
福岡県の約6倍の予算を教育費に
充てているということがわかります
(もちろん単純な比較だけでは
わからないこともあるでしょう)。
シンガポールの教育予算は
福岡県の総予算にほぼ匹敵するもの
となっています。
教育現場から見たシンガポール教育の特徴は
まず第1に徹底した能力主義があげられます。
小学校から能力別に生徒を選別していく
試験があります。
小学校では4年生の終わりにテストがあって、
オリエンテーション段階(5、6年生)での
振り分けが行われます。
その後でPSLE(小学校卒業 試験)、
中学校卒業時のケンブリッジテスト(GCE-Oレベル)、
ジュニアカレッジなどの卒業時のケンブリッジテスト(GCE-Aレベル)
が実施されてそれ以降の進路が
成績によって振り分けられます。
その他シンガポール教育の特徴を
紹介しておきましょう。
(出典:国立教育政策研究所「算数・ 数学のカリキュラム改善に関する研究 - 諸外国の動向(2)- 」, 2005年)
【シンカポール】下位レべルのコースほど授業時間数を多く確保している。週あたり時間 数は, 第1学年で210分(日本は150分)。第7学年では最も少ない特別/速習コースで175分, 最も多い普通 (実学)コースでは320分(日本は150分)。全体として日本より低学年で早く扱 っている内容が多い。 分数は第2学年から(日本は第4学年),平方根と3乗根は第7学年から (日本は第9学年以降),二次方 程式と三平方の定理は第8学年から(日本は第9学年以降)。
次回はシンガポール式算数について説明します。