不動産エージェントの仕事は時には、修理業者や清掃業者みたいな仕事をすることもあります。勿論本来は本職の人に家主やお客さんがお金を払って依頼すべきことですが、時々自分でやらざるを得ないことが出てきます。今回はとある高級コンドで引渡し前の清掃がきれいになっていない状況です。通常であれば単純にこんな状態では業者にやり直しと言いたいところですが、今回は家主側エージェントとがこちら側の結構無理な条件を聞いてクローズしたこともあり、あまりギャーギャー言えるような感じではありません。引き渡しまでに時間もあり、玄関のパスコードも教えてもらっていたこともあり自分でやってみました。

 

まずはこのキッチンの換気扇の油汚れです。多分これは清掃が悪いというよりも多分前のテナントがあまりに油を使った料理をしていたため、清掃後に換気扇内部からまだ油が流れ出て来たものではないかと思います。換気扇の内部に溜まった油汚れがいくつもの戦になって流れ落ちてきている感じです。最初はJif【ジフ(日本のクレンザーのようなもの)】とスポンジ、次に激落ちくんで試したのですが、あまりにねっとり感が強く取れそうにない様です。それで使い古した歯ブラシとJifを使って試してみました。これが一番良かったです。多分歯ブラシだと一点に力が集中して汚れをこそぎ取れるからでしょうか。それでタオルでふき取るときれいに汚れが取れました。

掃除前                                    

 

掃除後

 

さてその次はキッチンからヤードのタイルが薄汚い状態です。通常の専門業者の掃除では、通常の床拭き掃除用の洗剤でモップ拭きするだけですので長年かけて培われた(笑)汚れは落ちません。上記のJifを使ってスポンジやたわし等で磨けば取れるとは終わ鵜のですが、広範囲だとかなり重労働だろうと思いました。そこでダイソーで売っている激落ちくんで試してみました。この激落ちくんは水をたっぷり含ませて使います。そんなに力を入れずにスーッと拭いただけで、結構汚れた水がスポンジからあふれ出てきました。激落ちくんは『材質であるメラミン樹脂をミクロン単位で発泡させた硬度の高い骨格構造をしています。この非常に細かい無数の網の目でしつこい汚れを水だけで簡単にかき取ることができます。』という説明です。汚れがひどいところは、それなりに少し力を入れたり何度もこすらなければなりませんでしたが割と楽し作業終了できました。ただ目地の汚れは多少取れましたが、完全になくなるまでには行きませんでした。この激落ちくんを使う時はゴム手袋をはめて作業したほうが良いです。手が荒れるようです。また使用に適否がありますので、こちらも注意してください。

【適したもの】ガラス、くもり止め加工などの特殊加工されていない鏡、陶磁器、タイル、ホーロー、光沢のないステンレス・プラスチック面

【適さないもの】くもり止め加工などの特殊加工された鏡、光沢のあるステンレス・プラスチック面、車の外装面、吸水性のある面、 凹凸のある面、漆器類

キッチン床清掃前                             

 

キッチン床清掃後

 

以前にある会社の寮として使っていたユニットで、壁に多少の擦れた汚れなどもこの激落ちくんである程度きれいにすることが出来ました。通常この部分は清掃業者が『下手に触ると余計汚くなってトラブルのもとになるので、やりません』というものです。一番確実なのは再塗装です。ただちょっとした汚れ程度で再塗装の費用をかけるのはという方には、お薦めかもしれません。水がたくさん出るので、直ぐに汚れた水を拭き取る大きなタオル等を使って拭き取りながらやると良いかと思います。ただあまりこすったりすると、塗装が剥げて下地が出てきたりする可能性がありますので注意が必要なこと、またご自身のリスクで行ってください。最初は目立たない場所で試してみるのが良いかと思います。以下汚れの例ですが、清掃後の写真は撮り忘れてしまいました。大体あまり目立たない程度になりました。

 

 

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