近年シンガポールのコンドでは、プライベートリフトと言ってエレベーターが開くと自分の家に直接入れるというコンドが増えております。今まではエレベーターを降りるとリフトロビーがあり、そこから廊下を通って自分の家の玄関に辿り着くというのが普通でした。プライベートリフトですと、同じスタック(Stack:自分のユニットと同じ位置にある1回から最上階のユニット)の住人が居合わせなければ、他の人に会うことが無く自分の家に帰れるということになります。意図としては高級感を出すという意図なのでしょう。高級なコンドであれば、面積も広いのでエレベーターを出ても日本の家の玄関の様にリフトロビーがありそこに靴入れ等が置ける大きなスペースがあります。ただ小さくなってくるとドアが開くといきなりリビング等に面しているものもあります。エレベーターに他の人が乗っていなければあまり問題ないのでしょうが、他の人が乗っていればいきなり家の中を他人に見られるという日本ではあまり考えられない光景に出会ってしまいます。

 

もう一つプライベートリフトで不便なことと言えば、エレベーターが故障することがあるということです。先日私の担当するお客さんが、プライベートリフトが故障で自宅に入れないというアクシデントがありました。単身赴任の方で、生憎深夜に海外出張から戻られたところ入口のセキュリティーから『プライベートリフトが故障しているので、サービスリフトを使ってください、。』とアドバイスされたそうです。上まで上がっていざ自分の家の裏口迄来て、裏口の鍵は家の中のに保管したままであったことに気づいたそうです。さすがにわざわざ$100以上の宿泊料を払ってまでホテルに泊まるのも癪なので、オフィスで一夜を明かしたと翌朝伺いました。私にも電話とメッセージをくれたようですが、私も寝るときはメッセージやメールの通知音を消すためにも携帯はサイレントモードにしているため全然気付かずに翌朝メッセージを見て気づきました。

 

最終的には家主側のエージェントがスペアキーを持っていたためそれを借りて入ることが出来ました。プライベートリフトが故障することが稀にあります。また故障修理のため、即日修理が出来ない場合もあるようです。万一に備えて、裏口の鍵をいつも携帯するか事務所等に保管しておことを御薦めいたします。

 

今回は運よく家主のエージェントがスペアキーを持っておりましたが、鍵は全てテナントさんへ渡してしまうという家主も多いです。スペアキーが無い場合は鍵屋さんに開けてもらう方法がありますが、これも通常の時間帯ですと$100 ~200程度かかるようです(鍵の種類によっても異なります)。深夜ですとさらに超過料金も取られることと思います。私も昔香港で鍵を紛失して、夜中に家に入れなかったことがありました。それ以降は万一に備えてスペアキーを会社の机に保管しておりました。

 

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