前回のブログでお話しました水道管の破裂事件に関してですが、最近給水関連の水漏れが2件ありましたのでこちらも2回にわたって対策等をシェアいたします。

 

夜中に水漏れがあった場合、少々の水漏れでしたら多分朝まで待ってということでも問題ないと思いますが、水があふれだして床が水浸しになってしまうような状況の場合は止める必要があります。エージェントを電話でたたき起こす方法を考えられるかもしれませんが、警察や消防ではありませんので私も寝るときはサイレントモードにしてぐっすり寝ていますので電話やメッセージをもらっても多分どこのエージェントも対応できないでしょう。水漏れがどこからかよくわからない非常事態の場合、応急処置としては元栓を止めるのが一番手っ取り早いです。もし24時間対応するような修理業者の広告を見たとしても、高額を請求されます(次回のブログで例を紹介します)ので頼らない方が良いと思います。シンガポールのコンドでは、水、ガス、電気の配管、メーターは、玄関を出たエレベーターホール(こちらでは通常Lift Lobby【リフトロビー】という)に配管等を格納したドア付きのスペースがあります。水道管ですと多分Water とかWater Riser等表示されていると思います。このドアを開け、下の写真のようにパイプがいくつかありますのでで自宅ユニット番号が記載された配管のバルブを閉めることにより、ご自宅への水道供給を全部ストップすることができます。

水道メーターの左にあるバルブを回して元栓を止めます。

 

ただきちんと管理されているコンドですと、いたずらされないようにドアにロックがかかっていますので、その場合はセキュリティーに駆け込むしかありません。勿論自分で止水する自信がない場合や場所が良くわからない場合もセキュリティーに助けを求めるのが一番です。これで取り敢えずは水漏れは止まりますので、まずは安心してお休みください。

ひとまず大元は止めましたので水漏れは止まりましたが、これでは全く水が使えません。それで次にやるべきことは、どこから漏れていたかをチェックすることです。台所や洗面所の場合は、シンク等の下のキャビネットを開ければ大体そこに水道の配管と止水栓がついていますのでそれをひねるとそこの給水だけ止めることができます。問題箇所だけ止めれば、元栓を開ければ他の水は使えるようになりますので、トイレが2つあれば問題のないトイレを使い、キッチンの場合でも浴室の水を使うこと等で取り敢えず生活できるようにはなります。

キッチンのシンクの下に水道(温水と水の2つの)パイプと止水栓  

 

今回あった2件はそれ程単純ではありませんでした。まず1つ目はトイレですが、最近のコンドは見てくれをよくするためにタンクや配管が外に露出していません。夜中にトイレの後ろの壁の下辺りから水が漏れて洗面所が水浸しになり、取り敢えずセキュリティーに元栓を止めてもらったというテナントさんからの報告でした。その朝すぐにお宅に伺い、状況説明をもとに多分タンクから漏れているだろうと推測しました。ただタンクや配管は壁に隠れていて見えません。

トイレのタンクや配管は後ろのキャビネットに隠れている

 

同じようなトイレを修理業者がトイレの後ろの棚をこじ開けて作業していたことを思い出し、トイレの後ろの洗面台からつながっている棚のシリコンを上の写真の赤い点線に沿って、カッターナイフで切り込みを入れてこじ開けたました。中にタンクがあり開栓したところ下のビデオの様にやはりタンクから水がシャワーの様に吹き出しました。

 

どうもタンクへの給水管のシステムが壊れているようでしたので、タンクの横の止水栓を閉めてトイレの給水を止めました。これで取り敢えず生活できるようになりましたのでテナントさんも安心して、後日家主の業者に修理してもらうことにしました。

タンクの横に給水パイプがあり根本に止水栓があります。

 

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