ここ数カ月の間でレント値下がりとの記事を書いてきましたが、ビジネスタイムス紙によると民間住宅の供給数予測と経済が回復する見込みから、2024年にはレント市場は底を打ち、その後は回復するという記事を出しております。以下要点のみ要約です。

  • 2021年からの都心部民間住宅のレントの高騰により都心部のテナントが中間部や郊外の物件へ押しやられた結果、都心部の空き物件は23年第四半期には8,494戸まで上昇した。
  • 2023年の民間住宅(戸建て住宅を除く)の新規供給は19,390戸であったが、2024年は半分の9,636戸の見込みである。
  • 24年から28までの新規供給は過去5年間平均の8,119戸に対して6,789戸と減少する見込みである。
  • 2024年前半は余剰の空き物件がある為レント市場は弱含みであるが、2024年後半に底を打ちその後は数年間に亘り強含みとなると予想される。
  • このレント市場が回復するとみる背景には、シンガポール経済において2023年後半に雇用市場が停滞したのに対して、2024年に経済が回復する見込みであることも影響している。

 

最後に感想ですが、基本テナントさんのエージェントである私の方へも結構多くの家主から、テナントが見つからないのでなんとか紹介してほしいという問い合わせが相次いでいる現状からするとそんなに早く回復するものかという疑問もあります。ただ22年後半に大きく高騰したマーケットが1年もたたずに大きく変わったことから、そういう状況もあり得るものかと頭をかいているところです。ここ数年の大きな変化を裏付けるようなデータが無いか探してみようと思っているところです。

 

右差し シンガポールの住宅不動産の賃貸、売買、そのほか商業・工業用不動産の賃貸売買も扱っていますので、お気軽に中矢までご相談ください。

Whatsapp: 91112979 

E-mail: t.nakaya.agent@gmail.com

 

右差し シンガポールの賃貸に関するお問い合わせはこちらから

 

右差しシンガポール住宅賃貸の教科書』では、家探しの段階から退去までのやり方や注意事項、また契約書等の注意点等(まだ未完成ですが)を詳しく説明しています。

 

右差し シンガポールの住宅不動産投資の説明はこちらです。

 

【免責事項】

本ブログで提供している情報の利用に関し、トラブルが発生した場合、利用者又は第三者に損害が生じた場合であっても、本サービスが利用者の自己責任のもと利用されるものであることに鑑み、本ブログ作成者は、損害賠償その他一切の責任を負担致しません。