こんにちは。
アナウンサー:本日は過疎化が進む砂漠の真ん中にある村
「六楽」村を訪れます。
ちょっと村の人にお話しを伺ってみましょう。
ア:こんばんは~。
村人:ん?あぁ。
ア:ここ六楽村はかつては大変な人だったと伺いましたが。
村:あんたどこの人?
ア:いやぁ、東京の放送局のものですが。
村:あぁ、そう。
で、なんの用?
ア:いや、ですから、ここは昔、随分と人が多かったみたいですが、
今はかなり人が減ってしまったようですね。
村:んん~、そうさなぁ、昔は一杯いたさぁ。
どのアパートも満室で、最初はみな村はずれのアパートに入ってたさぁ。
暴れまくる若者が後をたたず、駐在もアク禁出すのにてんてこまい
だったこともあったさぁ。
ア:そうだったんですか。それは賑やかだったんですね。
今は随分と静かな村のようですが。
いつ頃からですか、減ってきたのは。
村:人は以前から少しずつ減ってきてたさぁ。
仕事が狩り中心なんで、嫌になるものもおってなぁ。
でも、ここ最近、隣に大きな街ができてのぉ、土楽得村っち、いうんじゃが、
そこが10回目の再開発をおこなってのぉ、
それからじゃ、急激に村人が減ってしまったのは。
ア:そうなんですかぁ。 おばあちゃんのお知り合いの方も行かれたんですか。
村:そうなんじゃぁ、開発とともに飛び出た者、こっそり移り住む者、いろいろ
じゃがのぉ。
まぁ、私なんかはこの土地で、昔ながらの知り合いとひっそり狩りをして
くらしちょるんじゃがのぉ。
ア:それはお寂しいですね、
村:村に祭りがあるときにはちょこちょこ戻ってきてくれるんじゃがのぉ。
今も神さまを崇める祭りが行われとるけん、顔出してくれるもんもおるんじゃ。
きのうも向かいの歳屋さんとこの息子の、なんていったかのぉ
そうじゃそうじゃ、屁下駄、 屁下駄ちゃんが戻ってきておったのぉ。
随分と大きくなっちょったぁ。
その2軒向うの天点さんちの円慈江琉ちゃんも、
その前の祭りに顔出しておったわ。
確か隣村で鍛冶屋を始めたとかいっちょった。
商売が忙しくなってきたけん、なかなか来れんちゅうてなぁ。
ア:でも、いつも居て欲しいですよね。
村:これも時代じゃけんのぉ。
ここも再開発があれば、また賑わうんじゃがぁぁ。
まだ、その予定もないしのぉ。
ア:そうですかぁ、おばあちゃんは向う村には行かれないんですか。
村:正直わしも行ってみたいとおもっちるけんど、じいさんがなかなか首を
縦に振ってくれんでのぉ。
わし一人では行けんからぁ。
ア:そうでしたか。行けるといいですね。
村:じゃが、わしは行ってもここを完全に離れるつもりはないがのぉ。
ア:どうして、みんな向うに行ってしまったんでしょうねぇ。
村:そりゃぁ、新しい綺麗な村じゃし、なにしろ新しい職もあるということじゃ。
じゃから若いもんは皆、行ってしまうんじゃよ。
それとな、
ア:それと?
村:これは噂で聞いた話じゃが、そうそうさっきの歳屋さんちの屁下駄ちゃんも
いっちょったが、なんでも、
ア:なんでも?
村:向うの村に行くと、
魔法が使えるようになるっちゅう話じゃ。
ア:え?
村:いやいや、あくまで噂の話じゃ。
本当かどうかはわからんちゃ。
あ、
こりゃー!!
ア:ど、どうされたんですか?
村:まぁた、あのどらねこが家のもん盗っていきおったわ。
人が減ったけん、余計狙ってくるんじゃろ。
屁下駄ちゃんも、昔はよー双眼鏡を盗られておったわ。
ア:はぁ・・・、そうだったんですか。
あ!お忙しいところ、お話ありがとうございました。
村:いやぁ~なんも、なんも。こんところ話相手もおらんかったしのぉ。
ア:そうですか、じゃぁ今日はどうもありがとうございました。
村:そうじゃ、うち寄って、ポポのタンでも喰ってくかぁ。
取れたてでうまいぞぉ。
ア:あぁ、あ ありがとうございます。でも、今日は結構です。
そ、そうい.えば、お名前は?
村:んん?わしけぇ?
わしはこの村に住む
実貴地ーちゅうもんじゃ。
こう見えても昔はないすばでぇじゃったんじゃぁ
ア:あ、ありがとうございます、実貴地さん。
これで、今日の放送を終わります。
引き続き、このチャンネルで、
人気バラエティー番組
「りゅうのしばってしばってなんぼのもん」
をお届けします。
どうぞ、お見逃しなく。
(注)この物語はハクションです。
アナウンサー:本日は過疎化が進む砂漠の真ん中にある村
「六楽」村を訪れます。
ちょっと村の人にお話しを伺ってみましょう。
ア:こんばんは~。
村人:ん?あぁ。
ア:ここ六楽村はかつては大変な人だったと伺いましたが。
村:あんたどこの人?
ア:いやぁ、東京の放送局のものですが。
村:あぁ、そう。
で、なんの用?
ア:いや、ですから、ここは昔、随分と人が多かったみたいですが、
今はかなり人が減ってしまったようですね。
村:んん~、そうさなぁ、昔は一杯いたさぁ。
どのアパートも満室で、最初はみな村はずれのアパートに入ってたさぁ。
暴れまくる若者が後をたたず、駐在もアク禁出すのにてんてこまい
だったこともあったさぁ。
ア:そうだったんですか。それは賑やかだったんですね。
今は随分と静かな村のようですが。
いつ頃からですか、減ってきたのは。
村:人は以前から少しずつ減ってきてたさぁ。
仕事が狩り中心なんで、嫌になるものもおってなぁ。
でも、ここ最近、隣に大きな街ができてのぉ、土楽得村っち、いうんじゃが、
そこが10回目の再開発をおこなってのぉ、
それからじゃ、急激に村人が減ってしまったのは。
ア:そうなんですかぁ。 おばあちゃんのお知り合いの方も行かれたんですか。
村:そうなんじゃぁ、開発とともに飛び出た者、こっそり移り住む者、いろいろ
じゃがのぉ。
まぁ、私なんかはこの土地で、昔ながらの知り合いとひっそり狩りをして
くらしちょるんじゃがのぉ。
ア:それはお寂しいですね、
村:村に祭りがあるときにはちょこちょこ戻ってきてくれるんじゃがのぉ。
今も神さまを崇める祭りが行われとるけん、顔出してくれるもんもおるんじゃ。
きのうも向かいの歳屋さんとこの息子の、なんていったかのぉ
そうじゃそうじゃ、屁下駄、 屁下駄ちゃんが戻ってきておったのぉ。
随分と大きくなっちょったぁ。
その2軒向うの天点さんちの円慈江琉ちゃんも、
その前の祭りに顔出しておったわ。
確か隣村で鍛冶屋を始めたとかいっちょった。
商売が忙しくなってきたけん、なかなか来れんちゅうてなぁ。
ア:でも、いつも居て欲しいですよね。
村:これも時代じゃけんのぉ。
ここも再開発があれば、また賑わうんじゃがぁぁ。
まだ、その予定もないしのぉ。
ア:そうですかぁ、おばあちゃんは向う村には行かれないんですか。
村:正直わしも行ってみたいとおもっちるけんど、じいさんがなかなか首を
縦に振ってくれんでのぉ。
わし一人では行けんからぁ。
ア:そうでしたか。行けるといいですね。
村:じゃが、わしは行ってもここを完全に離れるつもりはないがのぉ。
ア:どうして、みんな向うに行ってしまったんでしょうねぇ。
村:そりゃぁ、新しい綺麗な村じゃし、なにしろ新しい職もあるということじゃ。
じゃから若いもんは皆、行ってしまうんじゃよ。
それとな、
ア:それと?
村:これは噂で聞いた話じゃが、そうそうさっきの歳屋さんちの屁下駄ちゃんも
いっちょったが、なんでも、
ア:なんでも?
村:向うの村に行くと、
魔法が使えるようになるっちゅう話じゃ。
ア:え?
村:いやいや、あくまで噂の話じゃ。
本当かどうかはわからんちゃ。
あ、
こりゃー!!
ア:ど、どうされたんですか?
村:まぁた、あのどらねこが家のもん盗っていきおったわ。
人が減ったけん、余計狙ってくるんじゃろ。
屁下駄ちゃんも、昔はよー双眼鏡を盗られておったわ。
ア:はぁ・・・、そうだったんですか。
あ!お忙しいところ、お話ありがとうございました。
村:いやぁ~なんも、なんも。こんところ話相手もおらんかったしのぉ。
ア:そうですか、じゃぁ今日はどうもありがとうございました。
村:そうじゃ、うち寄って、ポポのタンでも喰ってくかぁ。
取れたてでうまいぞぉ。
ア:あぁ、あ ありがとうございます。でも、今日は結構です。
そ、そうい.えば、お名前は?
村:んん?わしけぇ?
わしはこの村に住む
実貴地ーちゅうもんじゃ。
こう見えても昔はないすばでぇじゃったんじゃぁ
ア:あ、ありがとうございます、実貴地さん。
これで、今日の放送を終わります。
引き続き、このチャンネルで、
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「りゅうのしばってしばってなんぼのもん」
をお届けします。
どうぞ、お見逃しなく。
(注)この物語はハクションです。








