石川県や富山県の一部には「花嫁のれん」の風習があります。
のれんは、平安時代末期には既に存在したとされ、江戸時代末期には
現代の形になったと言われています。
「花嫁のれん」は、嫁ぎ先の仏間にかけられ、婚礼当日新婦がのれんをくぐり
ご先祖様に婚礼の結婚式に挑むといったものだそうです。
花嫁のれんは結婚式当日かその後1週間程度しか使わない非実用品で
最近では母から娘へ譲ることもあるようですが、元々は新婦のご両親が
嫁入り道具の一つとして作るものだったようです。
金沢駅にある観光案内所には花嫁のれんが展示されています。
のれんの上部には家紋があしらわれています。
花嫁のれんの由来もあります。
七尾駅にも花嫁のれんの展示があります。
七尾線には金土休日や繁忙期中心に走る全席指定の特急
「花嫁のれん」が走っています。
北陸新幹線、金沢延伸時に登場し、金沢駅と和倉温泉を結んでいます。
以前撮影したものですが、ホームにも花嫁のれんがかかっています。
古い気動車をフルリニューアルし、全く新しい車両になっています。
車内も豪華な雰囲気です。
車内は半個室の造りになっている4人席と
2人掛けの半個室。
フルリニューアルしていますが、古い車両の窓の位置は
大きく変更ができないため、窓割と座席の位置があっていない場合もあります。
こちらは窓に向かって座る座席。
花嫁のれんは観光列車として人気があります。
現在は地震の影響で運行休止となっているようです。
日常生活のブログ「短パン洗濯中」もはじめました。
合わせてよろしくお願いします。