JR東日本の2階建新幹線「E4系Max」が引退となりました。
本当は、もっと早期の引退を予定していたものの、2019年千曲川の氾濫で
長野の新幹線車両基地が水没、E7系新幹線10本(東日本所有は8本)廃車となった関係で
必要な車両が出そろうまでの間、少しだけですが延命されました。
新幹線の2階建てはかつては、東海道・山陽新暗線、東北新幹線でも走っていましたが
現在では上越新幹線だけで活躍していました。
こちらが、以前撮影していたE4系Max。
一般的な新幹線のイメージとは大幅に異なりかなり巨大です。
2階建て車両の最大の特徴は、普段より高い場所からの眺望が楽しめること。
防音壁より高い支線で、景色が綺麗に見えるのは楽しいものです。
また、登場時、上越新幹線沿線は、新幹線通勤をする人が急増
朝の時間帯は混雑が非常に激しく、なるべく多くの座席があるという事を売りにしていました。
8両編成で817人が座れます。
中には、8両編成を2本繋ぐと、定員1634人にもなります。
のぞみ号16両編成の場合、定員は1319人となるので
倍とまではいきませんが、オール2階建てということで、定員は大幅に増えています。
オール2階建とはいっても、乗降口のドア付近は、平屋建てとなる為
単純に2倍にはなりません。
しかし、沢山座れる理由は、2階建という以上に、自由席の場合
3人×3人掛けの座席で、リクライニングもせず非常に窮屈な構造です。
通勤で使うとすると、座れるだけでもラッキーって所かもしれませんが
観光で、同じ料金を支払って、いくら眺望がいいとはいえトンネルも多いし
これはちょっと残念な部分です。
また、当然のことながら、車内には階段があるので
高齢者や身体の不自由な人にはハードルが高い部分もあります。
車内販売のワゴンは、ワゴン専用のエレベーターで対応していたそうです。
独特のデザインで人気のあったMaxですが、設備が陳腐なこと以上に
スピードが出せないことが最大のネックだったようで、
最高速度が向上された東北新幹線からは、早々に引退となりました。
2階建て車両は、空気抵抗が少なくなる様に、正面は流線型になっていますが
全体的に車体も大きく、重量もあり最高速度は240キロです。
今回の引退で、最高速度の向上が図られ、上越新幹線は275キロに統一され
数分程度ですが、時間も短縮されるそうです。
Maxの引退によって、新幹線からは2階建車両が一切なくなってしまいます。
時代の要請によって登場した2階建新幹線ですが、時代の流れで姿を消してしまいます。
リニアがいつの日か完成した後、東海道新幹線に多少の余裕ができれば
遊び心のある新幹線が走って欲しいなと期待しています。






